中学３年の夏休み「高校受験」を目標とした超有意義な過ごし方

こんにちは、元塾講師のTanaです。

今回は「中学３年の夏休みにおける過ごし方が知りたい」という疑問に答えます。

中学３年の夏休みといえば、実質的にまとまった高校受験対策ができる長期休暇もこれで最後。

しっかり有意義な夏休みの過ごし方をして、志望校合格へつなげたい時期。

そこで元塾講師の経験をもとに、中学３年の夏休みにおける有意義な過ごし方について、これ以上ないと思えるような効果的なスタイルを紹介します。

中学３年の夏休みを、ぜひ納得いく過ごし方ができるよう参考にしてみてください。

中学３年の夏休みおすすめスケジュール
中学３年の夏休みに最適な勉強方法
まとめ

中学３年の夏休みおすすめスケジュール

中学３年の夏休みを有意義に過ごすためには、まずスケジュール作成がおすすめ。

私としてはつぎのポイントを盛り込むと、高校受験対策・休息のバランスがとれ充実するかと思います。

中学１～２年の総復習を徹底的に行う
夏休みの宿題を行う
規則正しく勉強とオフ日のバランスをとる

いずれかの集中するのではなく、あくまでもバランスが重要。

基本的に「勉強を中心とした過ごし方」を実践し、その合間に休息を盛り込むのがいいかと思います。

さらに詳しく、中学３年の夏休みスケジュール作成におけるポイントを解説します。

中学３年の夏休みスケジュール①中学１～２年の総復習

中学３年の夏休みスケジュールとして、もっとも重要となるのが「過去の総復習」という部分。

おもに高校受験対策を行う中学３年にとって、出題範囲ともなる中学１～２年の範囲をしっかりと復習しておくことが合格へ近づけるための最大ポイントになります。

また過去の復習を実施することによるメリットの１つが、現学年の理解もおのずと進みやすくなると。高校受験にむけた総まとめとして、学校が止まっている夏休み中に徹底復習して１つでも未理解解消へつなげることが重要です。

したがって中学３年の夏休みスケジュールでは、まず過去の復習をメインとして取り入れるのがおすすめ。

たとえば１教科１週間かけて中学１～２年の復習を行うのであれば、夏休み期間において５教科すべてを完遂することが可能。したがって夏休みがスタートするとともに５教科の復習に取り掛かって、夏休みを無駄にしないことが受験対策として大きな成功要因となります。

高校受験というのは、いわゆる「学習内容の把握度」をチェックするという意味をもつ施策。

過去の復習をメインとした夏休みの過ごし方は、極めて理に叶っているかと。さらに過去をしっかり理解できることによって、中学３年２学期以降の履修においても理解が進みやすいといったメリットがあります。

中学３年の夏休みにおける過ごし方として、まずは「復習中心のスケジュール」を作成し、１日も無駄にしないよう実践していくことがおすすめです。

中学３年の夏休みスケジュール②夏休みの宿題

中学３年の夏休みスケジュールとして、学校から出された宿題も同時進行しておかなければいけません。

とくに夏休みの宿題というのは内申点にも大きく良い影響を及ぼすため、高校受験対策としても極めて効果的。さらに徹底して有意義な解答が施してあることで、高校受験合格へより近づけることが期待できるため重要な課題となります。

この夏休みの宿題においては、なるべく定期的にリズムよくとり組んでいくのがおすすめ。

どうしても夏休み期間というのは学習リズムも乱れがちになるため、あらかじめ夏休みスケジュールとして学校の宿題についても盛り込んでおくことが、中学３年の夏休みにおいて最適といえる過ごし方へつながります。

また夏休みの宿題というのはイレギュラーな対応が必要となる場合も考えられるため、なるべく余裕をもって終わらせるようなスケジュール作成が必須。夏休み最終日が近くなってから慌てて宿題にとりかからなくて済むよう、ゆとりをもってスケジュール化しておくことをおすすめします。

先ほど解説した「過去の徹底復習」と同時に、この「宿題」についても夏休みスケジュールに加え、夏休み期間内で終わらすことのできるよう計画性をもってスケジュール作成を行うことがベストな過ごし方へつながります。

中学３年の夏休みスケジュール③勉強とオフ日のバランス

中学３年における夏休みの勉強時間については、志望校の偏差値をはじめ現在の学力において変動します。

したがってイチガイに中学３年の夏休みにおける勉強時間を算出できず、重要となるのは「志望校へ向けて十分な勉強ができる時間」をしっかりと考慮したうえで過ごすこと。最終的には高校受験合格をめざすのが目標となるので、いかに夏休み期間で十分な実力を養っておくかが重要な考え方になります。

ただし高校受験対策は極めて重要となりますが、それに伴って私が大事と思うのは「オフ日」の設定。

完全なオフ日をあらかじめスケジュールに設けておくのも良い方法で、オンとオフのバランスをとってストレス解消を行いながら、勉強もしっかり行っていくという過ごし方がベストであると私は思います。

このオフ日の設定間隔については、志望校へ向けた学習達成度にもよるため変動制。夏休み期間で十分な履修ができるための学習日をまず設けて、そのうえでオフ日を設定するとより効果的な夏休みの過ごし方ができるかと思います。

したがって偏差値に対する学習達成度が上限に近いほどオフ日も多くなり、また逆に低い場合はほとんどオフ日を設けることは難しい場合もあるかと。

まずは高校受験への合格が大きな目標となるため、オフ日よりも学習日を優先してスケジュール化。

もし家族旅行などオフ日が多くなりそうな場合であれば、いかに学習日を効率よくスケジュールできるかというのが大きなポイントになってきます。

できればこの「オフ日」を設けることで、よりストレスのない中学３年に適した夏休みの過ごし方ができるかと思います。

中学３年の夏休みというのは、私は時間との勝負だと思ってます。

学校がストップしているのが幸いで、この期間でグンッと成績を伸ばす子供も多いもの。

そこで、このあとは「より効果的な勉強方法」について解説します。

中学３年の夏休みに最適な勉強方法

夏休みの勉強対策として、おもに以下のような学習スタイルがあります。

学習塾が主催する夏期講習を受ける
デジタル教材を使った家庭学習を実践する
オンライン指導でピンポイント学習を行う

いずれの勉強方法においても、かならずメリット・デメリットがあるもの。

そこで各学習スタイルについて長所短所を盛り込みながら、どのような学習ができるか詳しく解説します。

夏休みおすすめ勉強方法①学習塾が主催する夏期講習を受ける

おすすめ度	3.5
メリット	学習塾へ通わせていれば学習目標に沿った効果的な勉強ができる。高校受験における志望校対策も先へ進めやすい。
デメリット	学習塾を利用していない場合は最適といえる学習効果があまり期待できない。通塾する時間がロスになりやすい。

中学３年の夏休み学習として、よく耳にするのがこの「夏期講習」ではないでしょうか。

実際にこの夏期講習というのは多くの学習塾が開催しており、とくに進学塾においては夏休みの一大イベントとして盛大に行っている場合も多く見かけます。

では実際に学習塾が運営する、この夏期講習という名称の中身について。

夏期講習でおもに実施されるのは「過去の復習」が中心で、やはり高校受験の特性でもある理解度アップ対策として、このように復習中心の学習が実施されています。

夏休み期間ということで中学校もストップしているため、とくに新しい分野・単元を学ぶというスタイルはほとんど見ないかと。難関私立高校への受験対策であれば先取り学習を実施する夏期講習があるかもしれませんが、一般的には過去の復習を中心とした学習内容になります。

とくにメリットとして挙げられるのが、学習目標の達成度を上げることが期待できる部分。したがってその学習塾へ通っていれば有意義な対策となりますが、一減として参加する場合はそこまで大きなメリットは感じられない場合もあります。

また通塾が必要となるためその時間的ロスについても考慮しておく必要があり、往復で必要となる時間でどれだけのロスタイムを生じるかも重要なポイント。

その時間をすべて学習に充てるか、または夏期講習へ通わせるか、いずれのメリットも天秤にかけたうえでより有意義なスタイルを選ぶことを私はおすすめします。

夏休みおすすめ勉強方法②デジタル教材を使った家庭学習を実践する

おすすめ度	4.5
メリット	無学年教材を選べば過去の復習をしっかりと実践できる。映像授業により理解しやすく豊富な問題数で定着も期待できる。
デメリット	インターネット端末に慣れていない場合は順応するまでにやや時間を要する。はじめのうちはコンテンツの場所が分かりづらく操作に戸惑う場合がある。

中学３年の夏休みには、市販の問題集を使うというのも良い手段。

もちろん先ほどの夏期講習というスタイルも、メリットを感じられる夏休みの学習対策になります。

しかし私の場合はアナログ式ではなく「デジタル教材」を使った、より効率的なスタイルがおすすめ。なぜなら時間を極めて有意義に使えて、しかも高い学習効果が期待できるスタイルのため。

通信教育と呼ばれるこの学習スタイルは、その昔は紙教材がメインでしたが、現在ではデジタル教材が主流となっているのが現状。より効率よく多くの情報量で学べるため、高校受験対策としてもかなりの効果が期待できる夏休みの勉強スタイルになります。

とくにデジタル教材の強みとなるのが「映像授業」で、これは学習塾の夏期講習では実現不可能。

さらに無学年教材（学年関係なく自由に学べる）であれば過去の復習においても徹底的にとり組めるため、中学３年の夏休みにおいてこれ以上なく有意義な受験対策ができるスタイルになります。

さらにインターネット特性を活かした情報量によって、多くの問題へとり組めることで理解をより深めるという意味においても効果的。家庭学習において必要となるすべてのコンテンツが搭載されているため、極めて有意義な夏休みの過ごし方を実践できる学習スタイルともいえます。

私としては、このデジタル教材の利用がもっとも効果を期待できると思います。

✅ こちらで私も納得の、超優秀なデジタル教材を紹介しています。

→ 【中学３年に朗報】夏期講習レベルの勉強ができる通信教育ベスト３選

【中学３年に朗報】夏期講習レベルの勉強ができる通信教育ベスト３選

元塾講師の経験をもとに「中学３年におすすめ夏期講習レベルの通信教育」について詳しく解説します。通信教育（デジタル教材）の特性を考えると夏期講習以上の効果も期待できる優れもの。時間短縮効果などたくさんの優位性を持つ学習スタイルです。

夏休みおすすめ勉強方法③オンライン指導でピンポイント学習を行う

おすすめ度	4.5
メリット	マンツーマン指導でピンポイント学習がしやすい。自由に質問ができるため高校受験にむけて疑問解消へつなげやすい。
デメリット	対面指導となるため子供の性格によっては苦手となる場合がある。講師との相性によって学習効果に違いが出やすい。

中学３年の夏休み学習として、とくに最近人気なのが「オンライン指導」というスタイル。

これもデジタル教材のジャンルですが根本的に異なり、教材を与えられるのではなくマンツーマン指導を受けられるという、いわゆる家庭教師と同じ使い方のできる通信教育です。

もちろん訪問タイプの家庭教師も有意義ですが、派遣エリアなどの問題によって実践は難しいもの。

このオンラインタイプの家庭教師は派遣エリアの概念がないため全国どこでも利用可能で、また契約すれば即スタートできるといった強みのある学習スタイルになります。

マンツーマン指導のため高校受験にむけた疑問解消をしやすいのが大きなメリットで、対人関係に不安を感じなければ極めておすすめといえるジャンル。さらに難関私立高校の受験を考えている場合にも有意義で、志望校の偏差値に関わらず徹底的に履修できるのも長所の一つになります。

また学習塾などのように入塾審査などもなく、学習レベルの確認などもすべてオンラインのため、極めて時間効率に優れるというのもメリット。契約をすると短時間でスタートできるため中学３年にとって有意義で、夏休み期間の勉強方法として時短効果も期待できる学習スタイルです。

受講回数なども相談でき自由に設定可能なので、検討してみる価値は十分にあるかと思います。

✅ こちらで「超おすすめ」のオンライン家庭教師をチェックできます。

→ 中学生の目標に合わせて選ぶ「超優秀オンライン家庭教師」ランキング

中学生の目標に合わせて選ぶ「超優秀オンライン家庭教師」ランキング

中学生の「目標」に合わせて選ぶオンライン家庭教師ランキングです。たったの２選ですが絞り込んだ結果少なくなりそれだけ超優秀のみとなっています。後半では失敗しない選び方も解説しています。

中学３年の夏休みおすすめ勉強方法の比較一覧

ここまでに紹介した勉強方法を比較一覧でまとめます。学習スタイルをクリックすると先ほどの各解説項目へ戻ります。

学習スタイル	おすすめ度	メリット	デメリット
夏期講習	3.5	学習塾へ通わせていれば学習目標に沿った効果的な勉強ができる。	学習塾を利用していない場合は最適といえる学習効果があまり期待できない。
デジタル教材	4.5	無学年教材を選べば過去の復習をしっかりと実践できる。	インターネット端末に慣れていない場合は順応するまでにやや時間を要する。
オンライン指導	4.5	マンツーマン指導でピンポイント学習がしやすい。	対面指導となるため子供の性格によっては苦手となる場合がある。