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高校受験にむけた3つの超効果的な勉強のやり方(手順)を徹底解説!

高校受験にむけた3つの超効果的な勉強のやり方(手順)を徹底解説

tana

こんにちは、元塾講師のTanaです。

今回は「高校受験に効果的な勉強のやり方が知りたい」という疑問に答えます。

解説する内容としては中学1年・2年・3年生いずれにも該当するので、これに気がついた時点で少しでも早くとり組ませることがより効果アップの秘訣です。

また後半では公立・私立高校受験に対する各ポイントを解説しますので、志望校(進路)に応じて取り入れてみてください。

高校受験にむけた3つの超効果的な勉強のやり方(手順)

高校受験にむけた3つの超効果的な勉強のやり方(手順)

元塾講師の経験からすると、つぎの手順で進めることが効果的です。

  • 手順①これまでの「不明点」を徹底的に解消する
  • 手順②復習を中心としたルーティンワークで進める
  • 手順③中学3年の夏休み以降は入試過去問を導入する

この手順通りに勉強を実践することが重要で、前後すると効果半減する可能性があります。

さらに詳しく勉強のやり方について、各ポイントを解説します。

手順①これまでの「不明点」を徹底的に解消する

高校受験にむけた勉強のやり方で、もっとも重要といえるポイントが

この「不明点の徹底的な解消」になります。

これから高校受験にむけて本気で勉強を始めるぞ!と思ったら、まず最初にやるべき勉強がこれ。

なぜなら過去の不明点が残っていると、とくに積み上げ学習(国数英)は先へ進めることができないから。いってみれば応用を理解するには、まず基礎部分を知っておくことが重要になるためです。

過去の不明点というのはテストの点数にも現れており、間違った単元は理解できていない不明点です。

したがってまずは自分の不明点を明確にするため今までのテストを見返したりして、徹底的に不明点となっている単元(分野)を一覧に列挙することからスタート。

また間違ってしまう単元だけではなく、さらに関連する前の単元が理解できていない場合もあります。理解できていない単元をさかのぼり、原因となっている単元を明らかにしておくこともスタート時に必要な作業です。

すべての不明点(単元)を列挙できれば、ここからは地道に1つずつ理解できるまで勉強する。地道な取り組みで時間を要しても、この作業次第で成績が大きく左右されるため徹底的にとり組むことが重要です。

先ほども少し話したように、テストで点数が取れていない部分が不明点。したがって不明点を解消することで必然的にテストでの点数アップが期待でき、さらに次のステップ(先の単元)への理解につながり、結果的に高校受験における好結果が期待できる勉強のやり方における超重要なポイントになります。

 

手順②復習を中心としたルーティンワークで進める

人間というのは忘れる生き物といわれるように、何度も復習することで

少しずつ「確実な定着」へとつながっていきます。

過去の不明点をしっかり解消できれば、つぎは復習を中心とした現在の理解に努めることがポイントです。

きちんと不明点が理解できていないと現在部分も理解できないので、ここまでに徹底的に不明点を解消しておくのが重要。たとえば一次方程式がわからないと、二次方程式も解けません。

ただし不明点を解消できたと思っても、時間経過とともに記憶は薄れていきます。したがって過去の復習を取り入れながら現在部分の理解を同時進行する、これをルーティンワークとして進めることが次に実践するべき勉強のやり方になります。

このとき復習する内容としては不明点だった単元(分野)だけではなく、中学1年生範囲すべてを対象にする、また現在中学1年生であれば小学生4年生あたりからの範囲すべてを対象にする。さらに教科書順で1つずつ確実に復習することで、総合的に高校受験へより確実性が高く効果的、いってみれば「落ちのない復習」を現在部分の理解と同時に実践できます。

また現在部分の学習においても、新たに次の単元を履修すれば「復習範囲」としてリストに入れておくことが大切。すでに学んだ単元は復習リストに入れていきルーティンワークに沿って順番に復習することで、記憶低下によるリスク回避へつなげることが期待できます。

 

手順③中学3年の夏休み以降は入試過去問を導入する

いよいよ中学3年になると高校受験も間近となり、総仕上げとして「高校入試過去問」の導入がおすすめの時期です。

高校受験では中学生全般の範囲から出題されるため、これまでの復習を中心とした勉強のやり方はしっかりと意味をなします。今までのルーティンワークはそのまま継続して、さらに高校入試過去問を導入して総仕上げを行っていきます。

高校入試過去問にとり組むことで出題傾向や出題角度などヒントも得られ、かならず出題される単元なども見えてくるため極めて効果的な高校受験の総仕上げ対策ができます。

できれば過去1年分の高校入試過去問にとり組むだけではなく、できる限り複数年の問題を解いてみるのがおすすめ。ここで10年分の高校入試過去問を解けば、かなり出題傾向などを把握しやすくなります。

さらに高校受験まで残り2~3ヶ月に迫ってくれば、これまでの復習を中心としたルーティンワークをストップして、高校入試過去問を中心とした勉強のやり方に切り替えるのも良策。高校入試過去問でミスしてしまう単元(分野)に集中して取り組むことで、受験本番向けの対策にもつながります。

できる限り複数年の高校入試過去問を解いてミスしてしまう単元(分野)の傾向を探ることで、より確実性の高い受験対策へつながります。したがって最低でも3年分、できれば10年分の高校入試過去問にとり組むことが勉強のやり方としておすすめです。

参考

高校入試過去問におすすめ「10年分の出やすい問題」が詰まった超優秀教材
元塾講師が選ぶ「超優秀なおすすめの高校入試過去問集」を詳しく解説します。とくに10年分の出やすい問題などが掲載されているため極めて効果的な過去問対策ができます。

また高校受験は1次筆記試験だけではなく、筆記試験に合格すれば2次面接試験が待っていることも忘れてはいけません。

1次筆記試験だけに集中しがちですが2次面接試験は「普段の生活習慣」「連続性のある社会情勢」などをチェックされるため、1次筆記試験が終わってから取り組んでも大きな効果は期待できないもの。

そこで重要となるのが中学3年生になったら、日常生活における言葉遣い・態度などにも目を向けること。さらに社会情勢を把握するため新聞で情報を得ることも1つの重要な勉強のやり方になります。

2次面接試験において生活習慣に関わるマイナスポイントになりやすいのが「言葉遣い」で、ふだん何気なく使っている話し方のクセなどはすぐに改善されません。したがって2次面接試験中にクセとして出てしまわないよう、中学3年生になったらこの面接対策についても同時進行しておくことも重要です。

また2次面接試験では社会情勢を中心に、改善した方がいいと思うことなど「自由議題」の質問も多くなっています。これに対応するには新聞を読んで情勢把握する、社会情勢を知ることで自由議題をクリアするといった対策が必要になります。

高校受験対策として2次面接試験も重要なポイントになるので、とくに時間を要する勉強部分については早めにスタートしておくことも合格へむけて大切な取り組みとなります。

2次面接における実際の出題内容・対策についてはこちら。

高校入試面接「時事問題(ニュース)」の出題傾向&より適した答え方
元塾講師の経験をもとに「高校入試面接における時事問題(ニュース)の出題傾向」を実際の出題内容から見ていきます。またより適した答え方・学習における対策方法なども解説します。

 

高校受験(公立・私立)で知っておきたい勉強のポイント

高校受験(公立・私立)で知っておきたい勉強のポイント

高校受験にむけた効果的な勉強のやり方、としてベースとなる取り組みについて解説してきました、

さらにここでは公立・私立それぞれの高校受験に対して、勉強のポイントとなる部分について解説します。

公立の高校受験対策

公立の高校受験でまず知っておきたいのが「教科書範囲からの出題」ということ。学校で履修する範囲をしっかり勉強しておけば理論的には十分合格を目指せます。

志望校の難易度(偏差値)と関係なく一律にして同じ受験問題のため、教科書範囲を徹底的に勉強しておけば難易度の高い公立高校への合格も十分に期待できます。

したがって公立高校の受験においては、教科書範囲をしっかり勉強することが重要。

基礎的な問題が出される小問エリアをまず確実に解くことを心掛け、応用的な問題が出される大問エリアについては「文章理解速度」を少しでも高めるといった勉強のやり方が効果的です。

とくにこの大問は文章理解の素早さを測定する問題といっても過言ではなく、ベースとなるのが国語の理解力。まずは国語を中心とした勉強を実践することでより文章理解度を高め、結果的に高校受験の大問対策につながるといった勉強のやり方も得策になります。

また大問(応用問題)の出題傾向としては、学校で履修する教科書範囲であることは間違いありませんが、出題される角度が異なることで理解不足に陥る場合も多くあります。

同じ分野(単元)からの出題でも角度が異なれば思考の順番も変わってくるため、少しでも多くの異なる角度から出題される問題集などで対策をしておくことが重要です。

✅ 高校入試の「基礎固め」に適した通信教育です。

https://juken-tusin.net/info/solidify-the-foundation/

 

私立の高校受験対策

私立高校を受験するときもっともポイントになるのが「応用(特殊)問題への対応」になります。志望校の入学規定といっても間違いない部分です。

私立高校受験では教科書範囲はもちろん、さらに特殊問題が出題されます。

この特殊問題というのは中学生範囲とは限らず、高校生範囲の内容を中学生で習う解き方で答えなさいという極めて高難易度といえる問題。したがって教科書範囲をしっかり勉強しても、この特殊問題で点数を落とすといった恐れのある高校受験問題になります。

したがって私立高校への受験においては、中学生範囲だけを十分に勉強しても片手落ち。この場合は私立高校受験に対応した学校外学習などを利用して、学校で履修する以外の部分についてもしっかりと対策することがポイントになります。

もし親のほうが私立高校受験の経験があれば教えるのも効果的で、実際の高校入試過去問から出題傾向を探って解き方や考え方のコツを一緒に対策するといった勉強のやり方も有効になります。

私立の高校受験において、この特殊問題というのは「学校の理念」が盛り込まれているということ。

特殊問題が解ければこうした考え方ができる、うちの学校にふさわしいと判断される問題でもあるので、できれば経験者から教わって対策するのが効果的な勉強のやり方になります。

✅ 私のおすすめは「オンライン家庭教師」というスタイルです。

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まとめ

今回は「高校受験に効果的な勉強のやり方が知りたい」という疑問に対して、元塾講師の経験から解説する勉強のやり方(手順)をはじめ、さらに公立・私立高校受験のポイントという形で答えてきました。

高校受験にむけた勉強のやり方というのは、地味ですが「復習の積み重ね」がもっとも功を奏します。

時間経過とともに記憶力は薄らいでいくので、いかに多くの時間を復習に費やし、復習中心のルーティンワークを繰り返し実践することが何よりも重要になります。

また高校受験における勉強のやり方として、積み上げ学習(国数英)を中心に取り組み、暗記科目といわれる(理社)についてはあえて本番が近づいてから記憶するといった進め方もありです。

まずは勉強のやり方としてベースとなる「復習」を中心としながら、こうした施策についても検討しつつ実践されてみてください。