こんにちは、元塾講師のTanaです。
今回は「不登校の中学生におすすめの通信教育が知りたい」という疑問に答えます。
ただ漠然と通信教育をお勧めするといった無責任この上ない情報ではなく、しっかりと通信教育の特性をはじめ、徹底的に教材内部まで知り尽くしたうえでおすすめの根拠を交えながら紹介します。
不登校の中学生にむけて、極めて良い選択になると思うのでぜひご期待ください。
不登校の中学生におすすめ通信教育ベスト3選
不登校の中学生には、つぎの通信教育がおすすめと私は強く思います。
- デジタル教材すらら
- デジタル教材スタディサプリ
- 学研オンライン家庭教師
いずれも5教科を履修できる通信教育で、不登校の中学生に必要なコンテンツはすべて完備。
また高校受験対策など目的達成につながるよう、通信教育の特性や構成などをもとに、最適な通信教材スタイルとなるようマッチング性も考えて選びました。
これら通信教育について、くわしく解説していきます。
不登校おすすめ通信教育①デジタル教材すらら
おすすめ理由 | 中学校を出席扱いにできる施策あり |
学べる範囲 | 高校受験の基礎学習対策 |
おもな特徴 |
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不登校の中学生むけで、まずおすすめといえる通信教育が
この「すらら」というデジタル教材。
すらら最大の特徴といえるのが、不登校施策という部分。
不登校の中学生が家庭学習において利用することにより「中学校を出席扱いになる」という施策。
文部科学省が実施している不登校施策(出席扱い)の条件を学校側が受け入れる必要はありますが、すららは文部科学大臣賞の受賞歴もあるためまず問題なくクリア・遂行できるかと思います。
引用元:鳥取県ホームページ
また都道府県が試作するICT教育として導入・活用されるなどの実績も多数あり。
行政側においてもデジタル教材すららの優位性についてはお墨付き、したがって不登校の中学生に通信教育を考えるのなら間違いなくおすすめといえるデジタル教材です。
ほかのデジタル教材を見渡してみても、このような不登校施策はまず行っていないのが一般的。すららの不登校施策というのは極めて稀なスタイルで、ほかの通信教育も追随できない状態ではないかと私は思います。
実際にすららの内容・構成などについても非常に優秀。とくにアニメーション映像授業などは、不登校の中学生がしっかりと理解へつなげやすい「スモールステップ」で進むという授業解説。
1つの単元をさらに細分化して、複数のチャプターから映像授業が構成されているというスタイル。
したがって不登校で教えてくれる講師もいない状況のなかでも、かなり理解しやすくわかりやすい映像授業となっているのがメリットです。
ほかにも豊富な演習問題によって定着を図ることができるため、不登校による理解不足などをしっかりと補える工夫が満載。またAIシステムによる学習サポート、プロ講師によるサポートによって、不登校の中学生でも安心して取り組めるといった効果も期待できる通信教育になります。
不登校の中学生において大きな問題となるのが「出席日数」になりますが、すららの利用によって中学校を出席扱いになることで、こうした問題解消にも大いに役立つかと。
さらに無学年式が採用されているため過去の復習はもちろん、先取り学習もできるため勉強効果についても極めて高いのが特徴。不登校で学習知識が低下している場合でも、無学年式により過去の復習がしっかりとできるため学力レベルを戻しやすいといった効果も期待できます。
デジタル教材すららは学習面・施策面いずれにおいても不登校の中学生に効果的で、言ってみれば「一石二鳥」という、極めて求めている条件に適した通信教育になると私は強く思います。
不登校おすすめ通信教育②スタディサプリ
おすすめ理由 | 細分化された数多くの講座でしっかり学べる |
学べる範囲 | 高校受験の基礎学習対策 |
おもな特徴 |
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デジタル教材のなかでも、緻密な授業解説という点では
最高レベルの通信教育です。
先ほどのすららもかなり緻密に履修できる通信教育でしたが、このスタディサプリはさらに緻密な構成。1つの単元が細分化され、さらに細かく分け「複数講座」という形で提供されているデジタル教材です。
さらにプロ神授業講師による映像授業が搭載されているため、かなり理解しやすくわかりやすい解説。したがって不登校の中学生でも個別指導塾で学んでいるような効果的といえる理解が可能で、学習塾レベルでしっかりと学習知識を深堀できる通信教育になります。
また映像授業とともに表示される「講習テキスト」も、かなり理解へつなげやすい内容。
授業解説とこの受講テキストのW施策によって、それぞれからの理解効果を得られるため、不登校の中学生にとって高い学習効果が見込めます。
演習問題についても豊富に用意されており、受講テキストに記載されている確認問題などで定着を図ることも可能。その時期になると定期テスト対策など特化講座も用意されており、不登校でも自宅学習によって学校レベルのテスト対策を実践できます。
スタディサプリは教科書準拠という点においても、かなり強いというのが私の印象。
かなり一致率の高い教科書準拠のため、学校と同じペースで学べるのも不登校の中学生にとって効果的かと。さらに無学年式でべるため過去の復習もしっかり実践でき、先取り学習も自由にできるため難関高校の受験対策としても極めて効果的です。
まさに「学校に通っている感覚・内容」で学べる、というのがスタディサプリの特徴。不登校の中学生にとっても安心できる1つのポイントになるかと思います。
プロ神授業講師による解説は一見の価値があると思うので、ぜひチェックしてみてください。
不登校おすすめ通信教育③学研オンライン家庭教師
おすすめ理由 | 不登校対策に強く過去の実績もかなり豊富 |
学べる範囲 | 高校受験全般 |
おもな特徴 |
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不登校の中学生で、難関私立高校の受験を目指している場合に
極めておすすめといえる通信教育。
難関校の受験対策で最も重要な要素となるのが「難問対策」ですが、こればかりはデジタル教材など通信教育をくまなく見渡してみてもオンライン指導スタイルのみ。したがって実際に難関私立高校へ対応できる通信教育は、このオンライン家庭教師というスタイルのみと私は思います。
オンライン家庭教師で履修できる内容は上限なしで、国内トップレベルの難関私立高校への対策でも、十分に対応可能な実力を持っているためかなり助けになるかと。
とくに不登校の中学生においては講師がそば(画面越し)に居て教えてくれるということで、素早い疑問解消が可能で、さらに安心感も感じられる通信教育スタイルになるかと思います。
またマンツーマン指導となるためピンポイント学習に適しており、不登校の中学生にとって相談できる環境を構築できるのもオンライン指導の大きなメリット。
実際に講師と向き合って勉強できるのは、通信教育の中でもこのオンライン指導スタイルのみです。
もちろん高校受験の標準校対策も可能ですが、とくに「難問対策」にとり組り組める数少ない通信教育。
したがってオンライン指導を利用する場合は標準校対策についても効果的ですが、難関私立高校の受験を考えている不登校の中学生にとって極めて効果的な通信教育になります。
また不登校の原因を改善できる場合もあったりと、講師と向き合う学習スタイルというのは、不登校の中学生において様々な良い効果が期待できる通信教育になると私は思います。
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参考:学研の家庭教師「料金・評判・受験対策」などを徹底調査!
不登校の中学生におすすめ通信教育まとめ表
これまでに紹介した私がおすすめの通信教育をまとめ一覧で表示します。それぞれ教材名をクリックすると先ほどの解説項目へ戻ります。
教材名 | おすすめ理由 | 学べる範囲 | おもな特徴 |
すらら | 中学校を出席扱いに できる施策あり | 高校受験の 基礎学習対策 |
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スタディサプリ | 細分化された数多くの 講座でしっかり学べる | 高校受験の 基礎学習対策 |
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学研の家庭教師 | 不登校対策に強く過去の 実績もかなり豊富 | 高校受験全般 |
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不登校の中学生に通信教育を選ぶときのポイント
私の経験からすると、つぎの要素がとくに重要なポイントです。
- 学校レベル(それ以上)のわかりやすい解説がある
- 多くの問題数があり定着を図れる
- 高校受験でめざす志望校レベルの履修ができる
これらの条件が揃っている通信教育を選ぶことで、不登校の中学生に良い結果が期待できます。
さらに詳しく、これら3つの条件について解説します。
学校レベル(それ以上)のわかりやすい解説がある
不登校の中学生の選ぶべき通信教育として、まずポイントに置きたい条件が
この「わかりやすい解説」になります。
不登校の中学生というのは自宅から外へ出たくない、というのが正直なところではないでしょうか。
とくに人間関係の混乱が原因で不登校となってしまった場合などは、学習塾など自宅外で履修する学習方法はまずもって論外かと。自宅で完結する学習方法を選ぶのが正解だと私は思います。
そこで通信教育を選ぶときの重要となるポイントが「わかりやすい解説」が備わっていることで、不登校の中学生が完全にその解説へ頼ることになるため、わかりやすく理解へつながりやすい解説であることが通信教育選びのもっとも重要なポイントになります。
この「わかりやすい解説」の通信教育を選ぶために着目しておきたいのが、過去の事績と運営年数。
過去の豊富な合格実績があるほど解説に効果が期待できると考えられ、長く運営されているほど評価が得られているという証拠で、これも実績ある解説であると想像できます。
また無料お試し体験などを受けられるのであれば、これは実施して解説内容を探っておくべき。
とくに不登校の中学生にとって「解説」という部分は、勉強においてもっとも重要となる要素。したがって不登校の中学生へ通信教育を選ぶときは、この解説内容について徹底チェックしておくことをおすすめします。
これはデジタル教材およびオンライン指導など、すべての通信教育に共通するポイントになります。
多くの問題数があり定着を図れる
わかりやすく理解しやすい解説があるだけではなく、しっかりと「定着」へつながる
要素も備わっていることが通信教育選びにおいて重要なポイントです。
良くある失敗として挙げられるのが、解説を聞いて理解した”つもり”になっているという状況。
わかりやすい解説を聞くとその場では理解していると思いますが、時間経過とともに当然ながら記憶は薄れていくもの。とくに不登校の中学生は、定期テストなどで実力を図ることができません。
したがってその場限りの知識ではなく後日でもその学習知識が残るように、しっかりと「定着」を図っておくことが不登校の中学生において重要なポイントになります。
この定着へつなげるための重要な要素となるのが、できる限り豊富な演習問題への取り組み。
通信教育選びにおいては少しでも多く演習問題が搭載されていることが重要で、この問題数の大小によって定着効果が違ってくる場合もあるため要チェックポイントです。
先ほども解説したように「すららで約80,000問」「スタディサプリで10,000以上」というボリュームある問題数が搭載されており、私が知る限りでは数百問といった通信教育まで演習問題の数はさまざま。
通信教育によって演習問題数は大きく違ってくるので、とくに不登校の中学生においては、しっかりと多くの問題数が搭載された通信教育選びが重要になってきます。
高校受験でめざす志望校レベルの履修ができる
不登校の中学生で、高校受験を目指すという場合も少なくないかと思います。したがって通信教育選びでは「レベルの沿った勉強」をできることが求められます。
ひと口に通信教育といっても、学習レベル(偏差値)の幅は大きく異なるもの。
5教科を浅く広く学べる通信教育もあれば、深くしっかりと掘り下げて学べる通信教育までさまざま。したがって高校受験の志望校レベルに沿った通信教育選び、というのが重要なポイントになってきます。
これまでに私が探ってきた通信教育情報からすると、偏差値20~65辺りまで学習レベルに差があるかと。
先ほど私がおすすめした通信教育は、デジタル教材で偏差値60辺りまで、オンライン指導では上限なしという学習レベルを備えている教材を紹介してきました。
したがって高校受験(難関校含む)においてデジタル教材は十分な基礎対策、オンライン指導では全対策が期待できる通信教育になります。
このように対応可能な学習レベルが大きく異なるため、不登校の中学生における目標をしっかりと定め、そのレベルに見合った通信教育を選ぶことが重要なポイント。
不登校の中学生でも、通信教育の選び方によって難関私立高校への対策は可能です。
そのためには通信教育の対応可能な学習レベルをしっかりと探ったうえで、わかりやすい解説や豊富な演習問題の搭載などをチェックして選ぶことが重要です。
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まとめ
今回は「不登校の中学生におすすめの通信教育が知りたい」という疑問に対して、
2つの項目を設けて解説してきました。
この内容を実践することで、不登校の中学生に最適な通信教育が見つかると思います。
不登校の中学生というのは、すでにご存じのように「教えてくれる講師がいない状態」となっています。
とくに人間関係に不具合があり不登校となった場合は、学習塾などへ通うことができず全てを家庭学習でこなす必要があるという状況。したがってまずは「わかりやすく理解へつながる解説」であることが重要で、最低でもこのポイントだけは外さないよう注意されることをお勧めします。
もし将来的な希望などが定まっていない場合は、まずもって将来就きたい職業などを定め、そこから逆算して高校受験の志望校を決めるなどの手順を踏むことが重要。
それが決まれば目標達成が期待できる通信教育を選んで、不登校の中学生がより大きく夢を持てるよう親のサポートも大切な役目になります。
不登校の中学生におすすめの通信教育選びとして、今回の内容をぜひお役立てください。