元塾講師のTanaです。今回は高校受験にむけて利用する「通信教育の偏差値」において知っておくと便利な情報をお話しします。
通信教育に期待できる、最大偏差値は「60まで」と私は感じています。
約10社以上の通信教育(紙教材・デジタル教材)を体験し探ってきましたが、ドリルの問題内容やテスト内容などをくまなくチェックするとMAX偏差値は60までと場合がほとんどです。
そこで高校受験にむけた通信教育と偏差値について、より効率アップにつながる情報をお伝えします。
私立高校受験は通信教育をサポート役にすると効率アップ
高校受験の偏差値はつぎのように異なります。
高校受験の偏差値における目安と出題傾向
- 私立高校‥最低でも55以上の偏差値が必要。さらに基礎的な問題以外に応用問題が多数出題される傾向にある。
- 公立高校‥最低20前後~65あたりまで偏差値にバラツキがある。基礎的な問題中心に出題される。
私立高校を受験する場合は一定の「高偏差値」が必要で、通信教育で対応できる最大偏差値60の範囲では学力が追い付かないといった傾向が考えられます。
したがって私立高校受験においては通信教育のみという学習スタイルではなく、より目標偏差値を満たすための学力向上を狙うために学習塾との併用が望ましいと私は考えます。
家庭によって私立高校受験において学習塾のみというスタイルもありますが、基礎的な学習サポートとして通信教育を取り入れることでより効果的な受験勉強を期待できます。
なぜなら私立高校志望の中学生対応の学習塾は、基礎的な部分よりも「応用的な部分」を中心に教えるため。
どうしても理解し切れていない”つまずき”を解消するためには学習塾のみというスタイルでは片手落ちになるため、基礎的な勉強を映像授業などで徹底的に吸収できる通信教育の併用でより効率アップし、私立高校の目標偏差値を極めて高くカバーできる望ましいスタイルになります。
また私立高校受験では学校によって特色のある応用問題が出題される傾向にあるため、より基礎的な部分を把握しておくためにも基礎力を養える通信教育との併用が望ましいと私は考えます。
公立高校受験は通信教育のみでもほぼOK
公立高校受験における偏差値は幅が広く、難関校とはいえ「基礎的な問題中心」となるため通信教育のみといったスタイルでも十分に受験勉強をカバーでき、目標偏差値へ到達することが期待できます。
通信教育で習得できる偏差値は20~60あたりになるため、もっとも低い偏差値から最高難易度の高校受験まですべてをカバーできる勉強方法といえます。
私立高校受験のように学校で習わないような独自の応用問題なども出題されることがないため、教科書準拠で基礎力に強い通信教育による家庭学習で十分に対応できるといわざるを得ません。
一般的な見識から、公立高校受験では学校で習う範囲以外は出題されません。
したがって公立高校受験においては、通信教育のみで塾なしでも十分に対応可能です。
まとめ
今回は「高校受験」「通信教育」それぞれの偏差値、について考えてきました。
まずは志望校の偏差値を熟知したうえで通信教育の対応偏差値を比較することで、塾なしでも高校受験に相応しい学力が身につくかどうかについてハッキリとわかります。
- 私立高校受験においては「塾との併用」といった通信教育の使い方がおすすめ。
- 公立高校受験においては基本的に「通信教育のみ」でも十分な学力が期待できる。
このような判断ができると思いますので、志望校の運営スタイルおよび偏差値にそって通信教育を考えてみてはいかがでしょうか。
✅ ぜひ、高校受験におすすめの通信教育も参考までに。