こんにちは、元塾講師のTanaです。
今回は「塾なしで難関私立高校を受験させたい場合におすすめの勉強方法が知りたい」という疑問に答えます。
塾なしで難関私立高校への受験を考えるということは、なにかキッカケがあったかと思います。
こんなキッカケがなかったでしょうか。
- 学習塾は費用が高くて通わせるのが難しい。
- 通塾させると時間効率が悪いので家庭学習で受験対策させたい。
- そもそも難関私立高校へ対応可能な学習塾が近くに見つからない。
このようなキッカケがあったのなら、今回の内容は極めて一致&問題解消できるかと思います。
ここでは元塾講師の経験をもとに「塾なしで難関私立高校への合格に近づけるベストな勉強方法」について詳しく解説するので、ぜひ前向きに検討されてみてください。
塾なしで難関私立高校をめざすときに超おすすめ3つの受験対策
塾なしで難関私立高校の受験を考えるとき、もっとも効果的な受験対策は次の通りです。
- オンライン指導を利用する
- 訪問型の家庭教師を利用する
- 効果的な教材を揃える
私の独断による受験対策ですが、かなり難関私立高校の受験にむけ有意義な対策ができます。
ただし各対策ごとに特徴があるので、詳しい説明を交えながら内容をお話しします。
おすすめ受験対策①オンライン指導を利用する
費用面(負担)の軽減 | 学習効果 | 時間効率 |
◎ 極めて費用が安い | ◎ 学習塾レベルで学べる | ◎ 極めて高い |
オンライン指導はいわゆる1つの通信教育スタイルで、もっとも柔軟性が高くぴったりの選択といえます。
インターネット特性を活かしたマンツーマン指導となるため、疑問解消がしやすく時間効率においても極めて高いのが特徴。また講師陣はレベルが高く、当然ながら国立大学などに在籍する人材が多いため難関私立高校の受験にかなり向いている通信教育スタイルです。
塾なしで難関私立高校の受験をめざすとき、もっとも必要となるのが「優秀なサポート」という部分。
とくに集団スタイルの学習塾ではなかなか質問ができないなど学習効果に疑問を感じますが、オンライン指導の場合はこうしたデメリットもなく1対1で質問できるため、極めて高い学習効果が期待できると考えてなにもおかしくありません。
またオンライン指導の大きなメリットに挙げられるのが、講師陣がもつこれまでの経験値。
しっかりと優秀なオンライン指導を選ぶことによって高レベルのスキルを持つ講師陣が揃い、その中にはかなり高確率で難関私立高校の受験経験のある人材もいるため、特殊応用問題への対策や出題傾向といった一般的には出回らない情報なども得やすいというメリットもあります。
1点だけ問題点を挙げるとすれば、子供自身「積極性」をもっていることが大きなポイント。
マンツーマン指導という特性を最大に活かすには、積極的に質問・疑問解消することが最良の利用方法。したがってオンライン指導の利用を考えるときは、子供自身にこの積極性があることを要チェックです。
塾なしで難関私立高校の受験を考えるときに、もっとも「効果が期待できる」「塾よりもはるかに費用が安い」などの意味から、極めてベストといえる選択になると私は強く感じます。
こちらで、私がもっとも優秀と感じるオンライン指導をピックアップしています。
✅ 中学生の目標に合わせて選ぶ「超優秀オンライン家庭教師」ランキング
https://juken-tusin.net/osusume/online-tutor/
おすすめ受験対策②訪問型の家庭教師を利用する
費用面(負担)の軽減 | 学習効果 | 時間効率 |
△ あまり負担減にならない | ◎ 学習塾レベルで学べる | ◎ 極めて高い |
塾なしで難関私立高校の受験を考える場合、通塾における時間効率の悪さを回避できるスタイルです。
訪問型の家庭教師のもっともメリットといえる部分は、通塾に必要となる無駄な時間をすべて排除できるところ。したがって受験本番までの貴重な時間を、より学習に重点を置くことができます。
やや費用面において高くなるのがデメリットとなりますが、難関私立高校の受験対策として学習塾利用の費用と比較すれば、ほぼ変わらないかまたは安くなるのでコスパ的には優秀といえるのが訪問型の家庭教師です。
そもそも訪問型の家庭教師というスタイルが定着した経緯は、学習塾よりもピンポイントな疑問解消につなげやすいといったメリットがあるため。したがって塾なしで難関私立高校の受験をめざすとき、極めて適した家庭学習スタイルであると考えることができます。
やや高い費用面を除けば、学習効果および時間効率において極めて優位性の高いスタイル。
訪問型の家庭教師の特性として「派遣エリア内」であることは必須となりますが、そこさえクリアすれば塾なしで難関私立高校の受験をめざすときベストといえる受験対策になります。
派遣エリアが国内最大で、ほぼすべての地域で利用できるのが「学研の家庭教師」です。
安心感バツグン&高い学習効果が期待できます。
✅ 学研の家庭教師について資料請求・詳細はこちら。
参考:学研の家庭教師「料金・評判・受験対策」などを徹底調査!
おすすめ受験対策③効果的な教材を揃える
費用面(負担)の軽減 | 学習効果 | 時間効率 |
○ そこそこ安い | △ 頑張れば期待できる | ○ まあまあ良い |
最後にお話しする受験対策方法が、いわゆる「市販教材などに頼る」という家庭学習スタイルになります。
一般的に販売されている難関私立高校むけの教材をしっかりと集め、合格への知識を養うといったスタイル。私が力を入れておすすめとは言い難いスタイルですが、自分自身ですべて受験に必要となるコンテンツを揃えたいという場合には適した学習方法になります。
ただし難点となるのが、かなり根気よく教材を探す必要があること。
とくに難関私立高校にむけた教材というのは少ないもので、さらに志望校にぴったりの教材となれば、志望校における高校入試過去問くらいではないかと。ほかの出題傾向の把握をはじめ特殊応用問題への対応力などを身につけるには、すでに経験者などから情報を集める必要があると私は感じます。
この独自の教材収集という方法は、塾なしで難関私立高校をめざす場合に1つの方法にはなります。
しかし教材収集にはいくつかの壁があり容易に進められないため、時間効率としては極めて優れないということも加味して考えることがおすすめです。
私がすすめるのなら「通信教育」を用いた教材スタイル。
塾なしで難関私立高校をめざすときの基礎対策はしっかり学べますが、特殊範囲の応用問題対策としては難しいといった側面もあり。基礎学習として利用するにはもっとも効率的な教材スタイルです。
✅ 中学生の5教科復習におすすめ「紙」「デジタル」問題集ベスト7選
https://juken-tusin.net/osusume/exercisebooks/
塾なしで難関私立高校をめざす受験対策の比較一覧
ここまでに解説した3つの受験対策を、比較一覧でまとめました。
各受験対策をクリックすると、先ほどの詳しい解説項目へジャンプ(後戻り)します。
受験対策 | おすすめ度 | 費用面 | 学習効果 | 時間効率 |
オンライン指導 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
訪問型家庭教師 | ○ | △ | ◎ | ◎ |
効果的な教材 | △ | ○ | △ | ○ |
塾なしで難関私立高校をめざすときのコツ
塾なしで難関私立高校をめざす場合、つぎの3つが重要なコツになります。
- 基礎範囲は完全に理解させておく
- 難関私立高校受験で出題される「特殊応用問題」への対応力を養う
- 出題における傾向と対策をしっかりと練る
いずれのコツについても高い優位性を養えるので、1つも欠かさず実践するのがおすすめ。
元塾講師の経験をもとに、これら3つのコツについてさらに詳しく解説します。
基礎範囲は完全に理解させておく
とくに偏差値の高い難関私立高校においては、まずもって「基礎範囲の完全理解」が基本となります。
公立高校受験と大きく違うのが「特殊な応用問題」が出題される部分で、かなり点数を得るのが難しく、いわゆる最難関といわれる大問。したがって点数をしっかりと稼ぐためにも、基本となる基礎範囲の出題については徹底的に点数を稼いでおくことが超重要です。
また精神論に聞こえるかもしれませんが、難関私立高校の受験において基礎範囲を間違ってしまうと、学校側へ対する好印象を逃すといった感覚を持たせておくことも必要。とくに基礎中の基礎となる出題などにおいては、しっかりと正解できる「正確性」を養っておくことが大切です。
また基礎範囲といっても角度が異なれば考え方もガラリと変わるので、同じ分野からの問題でもより多く解かせておくのもコツ。たとえば答えを求める出題および式を求める出題では、まったく逆の思考力を必要とします。
塾なしで難関私立高校の受験をめざすときは、このように「基礎範囲を正確に答えられる学力」を養っておくことが1つ目の重要なコツになります。
難関私立高校受験で出題される「特殊応用問題」への対応力を養う
先ほどもお話ししましたが難関私立高校の受験では「特殊な応用問題」が出題されます。かなり難易度が高いので徹底的に対策しておくことが求められます。
この特殊な応用問題というのは、いわゆる学校の理念が混じった大問ともいえます。
中学校の教科書範囲以外からの出題と考えておくことが重要で、まず中学校で習うことのない解き方・考え方で挑まなければ正解することは極めて難しいという難問。これに対応するには対策が少ないですが、いちばんよい勉強方法は「経験者に聞く」「専門家からの情報を得る」などがあります。
したがって独学でこの特殊問題を解くにはかなり難易度が高く、書店で販売されているような教材ではなかなか追いつかない部分が多いというのが正直なところ。塾なしで難関私立高校の受験をめざすのなら、できればオンライン指導など「データに基づく正確な情報」を持っている学習方法へ頼るのが安心です。
また志望校の過去問をしっかりと取り組むことで、特殊問題の出題傾向などを探ることもできます。
もちろん出題内容はそのつど変わるため同じ問題ではありませんが、どんな内容でどんな角度からの出題となっているかについては、この過去問対策でだいたいの予想をつけることが可能です。
この特殊応用問題はもちろん中学生で習う範囲からの出題ですが、問題提起の方法などは中学生で得られる範囲ではない場合が極めて多いもの。したがって過去のデータや過去問などから、徹底的に正解できるよう学力を高めておくことが重要です。
出題における傾向と対策をしっかりと練る
先ほども少し解説しましたが、難関私立高校の受験において「出題傾向」「対策」を学んでおくことは極めて重要。とくに応用問題を確実に正解するには大きなポイントになります。
私立高校における受験内容というのは、公立高校のように一律決まった方向ではありません。
その学校ごとの考え方で出題内容が決まるため、できる限りこれまでの出題内容から傾向と対策を練っておくことで、より受験問題に対する解答の正確性を高めることにつながります。
この出題傾向というのは志望校ごとに「色」があり、毎年その傾向を維持しながら新たな問題が作成されます。したがって問題は違っても傾向というのは大きく変わらないため、まずは傾向を把握したうえで対策を練っておくことが難関私立高校の受験におけるコツになります。
したがってもし途中で志望校を変更するなどの場合は、こうした傾向の把握も初めからやり直すのがおすすめ。学校によってガラッと変わるのがこの傾向の特徴になるので、しっかりと傾向を知ったうえでの対策を行っておくことが重要です。
とくに塾なしで難関私立高校の受験を考える場合は、教えてくれる講師がいないため子供自身でこの知識を得る必要があるということ。できれば難関私立高校の受験経験者をはじめ、過去問対策などからこの出題傾向について徹底的にインプットしておくことをお勧めします。
まとめ
今回は「塾なしで難関私立高校を受験させたい場合におすすめの勉強方法が知りたい」という疑問にたいして、塾なしで難関私立高校をめざすときに超おすすめ3つの受験対策をはじめ、さらに補足情報として塾なしで難関私立高校をめざすときのコツという形で答えてきました。
塾なしで難関私立高校を目指す場合、もっとも重要となるのが「対応力を養える要素」をとり入れること。
学習塾の利用がもっともすぐれているかといえばそうでもなく、通塾に必要となる時間効率などを考慮すると効果的な家庭学習を選ぶほうが、かえって高い学習効果を得られる場合が十分に考えられます。
ただし子供自身のモチベーションも大切で、目標達成に向けて猪突猛進させることも重要。
これらの要素をしっかりと実践すれば、塾なしで難関私立高校への対応力を身につけることが可能です。
ぜひ今回の内容を参考に、塾なしで難関私立高校をめざしてみてください。