【元塾講師が選ぶ】中学生向け「ハイレベル通信教育」おすすめ７選

こんにちは、元塾講師のTanaです。

今回は「中学生むけハイレベル学習対応の通信教育が知りたい」という疑問に答えます。

中学生の通信教育はどれも同じように見えますが、じつは対応可能レベルはそれぞれ大きく異なります。

したがって闇雲に通信教育を選ぶと、まず失敗するので要注意。

そこで塾講師の経験にもとづき「確実にハイレベル学習可能な通信教育」について、通信教育スタイル（紙教材、デジタル教材、オンライン指導）ごとに絞り込み、全ベスト７選として紹介します。

通信教育のスタイル（特性）をよく想像しながら、子供の目標に沿って考えてみて下さい。

中学生向け「ハイレベル通信教育」おすすめ７選

通信教育のスタイルごとに分けて、

• 紙教材でおすすめのハイレベル通信教育
• デジタル教材でおすすめのハイレベル通信教育
• オンライン指導でおすすめのハイレベル通信教育

の順番でおすすめ教材を紹介します。

紙教材でおすすめハイレベル通信教育

通信教育のなかでも「紙教材」は、１日の学習内容がわかりやすいスタイルです。

したがって勉強グセをつけさせたい家庭へおすすめで、基礎理解を中心としながら教材によってはハイレベル学習を実践することが可能です。

おすすめ①中学生ポピー

中学生ポピーが優れている点は「バランスよく卒のないわかりやすい構成」というところ。

とくに１日の学習内容が誰でもわかりやすく、基本的に見開き２ページにとり組んでおけばOK。しかもハイレベル問題も一定数掲載されており、高校受験対策といった問題もやや見られる通信教育です。

めちゃくちゃハイレベル問題が多いかと言えばそうでもありませんが、基礎理解を中心にハイレベルな応用問題にも触れさせておきたいといった場合にはとくにおすすめ。本格的に勉強グセをつけさせたい場合には、１日の学習内容がわかりやすいので極めてぴったりといえる紙教材です。

中学生ポピーのハイレベル問題

とはいえ、中学生の基礎を理解させるには秀逸な内容。

とくに詳しくわかりやすい解説をはじめ、学習のポイントなど考え方の要点が挿入されているため子供１人で勉強を進めやすいのが特徴。

中学生ポピーだけでハイレベル高校受験はやや難しいと私は思いますが、標準的な偏差値であればしっかりと基礎理解しやすい教材のため必要十分な家庭学習は期待できます。

偏差値でいえば「50まで」といった学習内容で、基礎を中心としながらとくに重要となるハイレベル問題へ取り組める通信教育になります。

※レビュー記事：塾なしで高校受験「通信教育ポピー」だけで狙える志望校

おすすめ②進研ゼミ オリジナルスタイル

参考：進研ゼミ

紙教材のなかでも、とくにハイレベル学習を実践できるのがこの「進研ゼミ」です。

進研ゼミのハイレベルコースにある問題はわりと難易度も高い印象で、難関校レベルの高校受験にもかなり対応できる出題内容であると私は感じています。

私立高校受験などにおいてはやや物足りないので、幅広い応用学習として適した紙教材。とはいえ偏差値的に考えると、50～55辺りには十分対応可能できるだとうといった難問が揃っています。

また進研ゼミのオリジナルスタイルは、本教材以外に付属される「別冊教材」もハイレベル学習として極めて有意義な内容。定期テスト対策をはじめ問題の解き方や考え方などコツが掲載されている別冊もあり、本教材以外におけるハイレベル学習もかなり高クオリティとなっているのが特徴です。

また進研ゼミにはタブレット版「ハイブリッドスタイル」も用意されており、途中からの変更も可能。したがってデジタル教材へのスムーズな変更ができるため、映像授業などでより理解を深めたいと考え方が変わった場合にも即対応してくれるので効率のよい家庭学習ができます。

ハイブリッドスタイルへ変更してもハイレベル問題にとり組むことは可能で、紙教材のオリジナルスタイルと同じように利用することができます。

※レビュー記事：進研ゼミ中学講座の口コミ・評判など総合的に徹底レビュー！

デジタル教材でおすすめハイレベル通信教育

通信教育のなかでも「デジタル教材」は、とくに家庭学習へ慣れた中学生におすすめです。

学習範囲は自分で考え構成する必要がありますが、AIシステムにより時間のかかる弱点（つまずき）対策をはじめ、豊富なお役立ち機能で家庭学習の大幅な効率アップが期待できます。

おすすめ③デジタル教材すらら

文部科学大臣賞の受賞歴もあるデジタル教材で、実際に「かなり理解へつなげやすい」のが特徴です。

さすがに高尚な受賞歴があるだけあって内容も極めて優秀で、わかりやすい映像授業とお役立ち機能満載のAIシステムによって理解へつなげやすい工夫が多いデジタル教材といった印象を受けます。

とくに映像授業はアニメーションなのでレベルが低いと思ってしまいますが、じつはその内容を詳しく見て見るとハイレベル問題などにも対応しており高校受験対策にも有意義な内容。

偏差値としては55あたりまで対応できる難問もかなり多く揃っており、基礎基本についての理解はもとより、高校受験対策なども映像授業に組み込まれているので標準校から難関校レベルにも十分対応可能な内容となっています。

またAIシステムがかなり優秀で、ドリル・テスト問題を解いて間違った場合「つまずき診断」「難易度コントロール」といった機能が働き、家庭学習では時間のかかるつまずき原因となっている単元などを瞬時に表示してくれるため極めて便利。

またミスをした問題が蓄積され再出題されるなど家庭学習現場で起こりうる問題について、かなり解消しやすい機能が盛り込まれたデジタル教材になります。

私立高校受験の範囲までハイレベルな学習は出来ませんが、難関校レベルであればかなり時必要十分。

総合的に理解のしやすさ・扱いやすさが特徴で、講師が話しかけてくる個別指導塾を想わせるような映像授業によって、子供１人でも隣に塾講師がいるような感覚で家庭学習ができます。

さらに無学年方式のため小学生範囲も自由にとり組め、毎日の家庭学習はもとより高校受験に向けた効果的な復習ができるのも特筆すべきメリットです。

※レビュー記事：通信教育すららの口コミレビュー「高校受験への対応力」を徹底検証

おすすめ④Ｚ会の通信教育

言わずと知れたハイレベル学習に強い、かなり効果的なデジタル教材がこのＺ会の通信教育です。

以前は紙教材による通信教育スタイルでしたが、最近になってタブレット（デジタル）学習へと進化を遂げ、さらに多くの情報量によって理解しやすさの品質がかなり向上しました。

ただし子供によって向き不向きがある通信教育かなというのが私の感想で、とくに勉強グセのついていない中学生にとっては難易度が高く混乱してしまう場面もあると思います。

したがって家庭学習に慣れており、さらに難関校を目指す中学生におすすめといえるデジタル教材。家庭学習に必要なコンテンツがすべて揃っているので、この教材があればハイレベル学習全般を広く補えるのかなと感じます。

また紙教材時代に評判の良かった添削指導も健在で、郵送による手間がなくカメラ機能を使ってオンラインによってやり取りするスタイルへと進化しています。

偏差値的にいえば60あたりまで対応できる内容で、トップレベルの公立高校には十分に対応可能。ただし私立高校受験で出題される特殊問題への対応は難しいので、あくまでも基礎学習がベースとなる公立高校受験へ対して利用するのがおすすめのデジタル教材です。

おすすめ⑤スタディサプリ 中学講座

ハイレベルで高クオリティの映像授業を求める場合、もっともおすすめといえるデジタル教材です。

映像授業のクオリティにおいては通信教育のなかでもバツグンに優秀で、全国から集まった神授業で有名な講師陣が超わかりやすく解説してくれるため想像以上に理解が進みます。

きっと一度この映像授業を見たらわかると思いますが、しっかりと逆算に基づいた緻密な計算による授業の進み方。授業を聞いていると面白いように「あ！そうか！」が続くといった、わかりやすさバツグンの解説がすべての講師で行われます。

また理解しやすい映像授業と同時に、授業テキストを無料ダウンロードして学校のように受講することも可能。映像授業だけでもわかりやすいですが、授業内容に沿ったテキストがあることでより理解へつなげやすい家庭学習を実現できます。

小学４年生範囲から中学生範囲はもとより、高校生範囲まですべての単元を履修できる無学年方式のデジタル教材。したがって高校受験にむけた過去の総復習はもちろん、先取りにおけるハイレベル学習も同時に出来るため極めて高い学習効果が期待できる通信教育です。

また確認問題テキストも用意されており、授業を閲覧後にその単元を問題で確認できるのも効率的。授業内容と似通った問題が掲載されているといった、スッと頭に入りやすく定着につなげやすい工夫が凝らしてあります。

とくにスタディサプリの映像授業では、解き方もですが「考え方」をしっかり教えてくれるのが大きな特徴。まさに塾講師のお手本のような授業展開となっているため、これ以上に高校受験へ適した授業はなかなか見つからないと私は強く感じます。

わかりやすい映像授業を見てしっかり基礎を理解する➝多くの確認問題で定着を図る、といった鏡となるような家庭学習を実践でき、しかも演習問題は合計10,000問以上というボリューム。

本当の意味において高校受験へ対して効果的な家庭学習ができ、しかも費用の安さから業界一のコスパで極めて有意義なデジタル教材といえるのがこのスタディサプリです。

※詳しいレビュー：【元塾講師が斬る！】スタディサプリ中学生の口コミ体験レビュー

オンライン指導でおすすめハイレベル通信教育

通信教育のなかでも「オンライン指導」は、唯一ともいえるマンツーマン学習です。

したがって疑問解消を中心とした家庭学習が可能で、とくに私立高校受験など超ハイレベル対策として極めて効果的。ただし「率先して質問できる自主性」が子供に備わっていることが重要です。

自発的に疑問解消をおこなうスタイルなので基礎理解・定着は子供次第なところもありますが、ハイレベル学習を学べる点においては極めて的確な通信教育スタイルになります。

おすすめ⑥オンライン家庭教師 e-Live

参考：オンライン家庭教師 e-Live

とにかく超優秀な講師が揃うオンライン家庭教師で、全国でもトップレベルの学歴を有しています。

一般的なオンライン家庭教師の講師陣は「一般募集」により集まったアルバイト学生中心ですが、このオンライン家庭教師 e-Liveの講師陣は「紹介制」により集まっており、極めて高学歴・高指導力を兼ね備えているというのが大きな特徴になります。

中学受験・高校受験はもとより、トップレベルの国立難関大学などの受験者多数揃っている講師陣。したがって疑問に感じる部分はなんでも質問可能で、しかも高学歴により確実性の高い的確な答えを得られる可能性をかなりのレベルで期待できるのがメリットです。

また高学歴なだけではなく、指導力が備わっているのも特徴のひとつ。しっかりとした指導力があることで目標を達成しやすく、モチベーションアップにもつながりやすいオンライン指導を受けることができます。

国内でもトップクラスの私立高校受験はもとより、医学部などに在籍する講師も多いため超ハイレベル学習においても間違いなくおすすめ。まず任せておけば安心できるという、数少ないオンライン家庭教師のひとつになります。

※詳しいレビュー：オンライン家庭教師「e-live（イーライブ）」口コミなどを徹底調査！

おすすめ⑦オンライン家庭教師 Wam

参考：オンライン家庭教師 Wam

成績アップにつなげやすい工夫が多く、学習アドバイザーのサポートもあるのが特徴です。

オンライン家庭教師の講師による指導酒ではなく、親の立場から悩みとなる教育相談や進路相談といったサポートについても、学習アドバイザーが対応してくれるサービスがメリットになります。

わりと親の立場から相談できるオンライン家庭教師は見当たらず「本当にこの進路で大丈夫なのか？」「学習内容にズレはないのか？」といった目標や学習における悩みを、かなり親身となって一緒に考えてくれるためオンライン指導選びにおける１つの基準としてこの点を考えるのもいいかなと思います。

もちろん講師陣も優秀で、コースについても「中間一貫校サポート」「医学部受験」などハイレベル対策がしっかり整っているため全く問題なし。というよりもハイレベルコースがここまで揃っているオンライン家庭教師というのも珍しく、かなり高い学習効果が期待できるコース設定となっています。

これまで個別指導塾Wamという教室運営も行っている経歴があるため、高校受験に関する情報もかなり持ち合わせているためデータ量も豊富。とくに私立高校受験にむけた確実性の高い対策などは得意とするところで、かなり安心感をもって任せることのできるオンライン家庭教師です。

講師の学歴・指導力とも、個別指導塾の運営歴もあることから極めて優秀です。

中学生向け「ハイレベル通信教育」の失敗しない選び方

私としては、つぎの３つがとくに重要なポイントに感じます。

すべてのポイントが最低限揃っており、さらにコスパも良いとなれば間違いなくおすすめ。

さらに詳しく３つのポイントを解説します。

ハイレベル問題が多く搭載されている

中学生におけるハイレベル通信教育は、まずもって「多くの難問搭載」が

とくに重要ポイントです。

できれば偏差値50以上のハイレベル問題が搭載され、しかも問題数が多く定着をしっかりと図れるというのがハイレベル通信教育選びで失敗しないポイントになります。

通信教育のスタイル（紙教材・デジタル教材・オンライン指導）によっても探り方は異なり、紙教材およびデジタル教材では多くのハイレベル問題の搭載。したがって紙教材およびデジタル教材では「ドリル問題」「テスト問題」などをチェックし、少しでも多くのハイレベル問題の搭載を確認。またハイレベルコースなどの設定についても要チェックするのがおすすめです。

またオンライン指導による通信教育は主旨が異なり、ハイレベル問題へ対して疑問解消ができる講師陣の存在が不可欠。とくにマンツーマン指導によるハイレベル指導を得意とするオンライン指導では、確実にハイレベル問題へ対応できる学歴・指導力が備わっていることを徹底チェックするのがおすすめです。

解説が極めてわかりやすい（指導力がある）

中学生へハイレベル通信教育を選ぶのは「難問をクリアできる力を養う」という

目的があります。

したがってハイレベル問題が多く搭載されていることを前提として、さらに答えを導き出せるまでの力をしっかりと養える内容であることが重要。具体的にいえば解説欄が充実している、映像授業のクオリティが高い、講師陣に指導力が備わっているなど。

いくらハイレベル問題にとり組めても、疑問に感じた部分を解明できなければ通信教育として片手落ち。

最終的な理解にまで到達できる解説なりが同時に盛り込まれていることをチェックして、多くのハイレベル問題にとり組めしかも答えまで到達できる考え方が身につく構成というのも通信教育選びでは重要なポイントになります。

ハイレベル学習に必要なコンテンツが揃っている

通信教育を利用するということは、より効果的な家庭学習を実践したいため。

そこで通信教育に求められるのが「必要コンテンツの充実」です。家庭学習として必要なコンテンツ完備についても選び方として重要なポイントになります。

とくに中学生にハイレベル学習において重要となるコンテンツが「授業（解説）」「考え方のコツ」「ドリル」「テスト」など基礎理解および定着へつながる要素で、最低でもこうしたコンテンツが揃っていることをチェックするのがおすすめです。

その中でも「理解しやすい解説」は超重要となるコンテンツで、ハイレベル学習を大きく左右する要素。この辺りを中心としてコンテンツを徹底的に探り、必要十分な要素が揃っているハイレベル通信教育を選ぶことが失敗を防ぐ大事なポイントになります。

まとめ

今回は「中学生むけハイレベル学習対応の通信教育が知りたい」という疑問に答えてきました。

通信教育のなかでも元塾講師の経験から「間違いなく有意義で効果的なハイレベル学習が可能」といえる教材について、スタイルごとの全７選という形で紹介してきました。

私が選んだ超おすすめ７選からハイレベル通信教育を選んでもいいですし、もし自分で探すといった場合にはぜひ失敗しない選び方を再度確認されたうえ選ぶと限りなく失敗を回避できると思います。

ただし１つだけ注意があるとすれば、通信教育スタイルにより選び方が異なるという部分。

たとえばハイレベル通信教育でも紙教材およびデジタル教材については「受動型」といわれ、あらかじめ用意されたコンテンツがありそれに従って家庭学習を進めるといった取り組み方になります。

また一方でオンライン指導については「能動型」といわれ、子供自身がしっかりと質問をして疑問解消につなげるといった利用方法となります。したがって主体的に通信教育を利用するための性格なども関わってくるので、この辺りも通信教育選びにおいて注意すべき部分になります。

中学生のハイレベル通信教育選びとして、ぜひ今回の内容を参考にしてみて下さい。