こんにちは、元塾講師のTanaです。
今回は「高校入試まで残り2~3ヶ月のときすべきことは?」という疑問に答えます。
わりと知られていませんが、高校入試は最後の猛突進によって合否が違ってくるもの。
残り2~3ヶ月では何もできないという考え方ではなく、最後こそ高校入試対策に全力を注ぐことが良い結果へつなげるため超重要なポイントです。
そこで具体的に残り2~3ヶ月で何をすればいいか?について、元塾講師の経験から詳しく解説します。
高校入試まで残り2~3ヶ月に絶対やるべき超重要ポイント
最後の猛突進をするため、つぎの3つに取り組ませることをおすすめします。
- 過去の「つまずき」を1つでも多く解消する
- 高校入試過去問にめちゃくちゃとり組む
- 暗記科目は残り1~2週間で徹底的に覚える
ぜひ実践してみてください、必ず結果が違ってきますので。
もちろん絶対大丈夫とはいえませんが、高校入試合格へむけ限りなく可能性が高まります。
さらに詳しく、最後の猛突進3つのポイントを解説します。
過去の「つまずき」を1つでも多く解消する
高校入試まで残り2~3ヶ月の時点で、私が声を大にして言いたいのが「つまずき解消」です。
なぜなら「つまずき」というのは点数のとれていない部分で、高校入試結果へ直接的に影響を及ぼすため。1つでも多く解消しておくことをおすすめします。
この「つまずき」というのは間違った問題があったとき、理屈を理解していないことが原因でミスとなっている場合。うっかりミスや勘違いミスとは違って、この場合は「理解不足」が原因となっています。
そこで取り組むべきが、まずは理解できていない問題から関連する単元をさかのぼって原因を調べる。
さかのぼっていくと必ずつまずき原因に突き当たるので、徹底的に理屈を理解するよう取り組む。教科書や参考書を読み直すのもいいし、効率の良い方法には「デジタル教材の映像授業を見る」というやり方もあります。
もしつまずき原因をしっかりと理解できれば、その後の関連する単元についても自然と正解できるようになる場合もあります。したがって高校入試まで残り2~3ヶ月で苦手(つまずき)解消をすることは、合格へむけ極めて有意義といえる最後の猛突進になるものです。
1つでも多く、この「つまずき解消」に取り組む。想像以上の結果が期待できる取り組みになるので、私は残り2~3ヶ月で絶対にやるべき受験勉強であると思います。
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高校入試過去問にめちゃくちゃとり組む
先ほどの苦手解消と同時に、最後やっておきたいのが「高校入試過去問」です。
これも、めちゃくちゃとり組んだ方がおすすめ。
ただ高校入試過去問に取り組むだけではなく、5年分くらいの過去問を何度でも繰り返し解くことが重要。すると見えてくるのが「出題傾向」で、いわゆる解き方ではなく「考え方」を感じ取ることができるようになり高校入試でより良い結果へつながりやすくなります。
たとえば 東進オンライン学校 中学部というオンライン学習塾の映像授業でも、解き方ではなく「考え方」を教えるというスタイルがとられています。つまり考え方をしっかりと理解することで個々の問題ではなく、入試問題全般における理解力の習得が期待できるというわけです。
せめて5年分の高校入試過去問、できれば10年分の高校入試過去問に取り組んで「考え方」を身につけたいところ。これも絶対にやっておくべき重要なポイントです。
残り2~3ヶ月の時点において、極めて効果的な受験対策になると私は強く思います。
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暗記科目は残り1~2週間で徹底的に覚える
高校入試まで残り1~2週間になったら、最後の最後に「暗記科目」への徹底集中がおすすめです。
高校入試まで残り2~3ヶ月の時点では、これまでに解説した「苦手解消」「過去問への取り組み」が極めて効果的。あえていえば、残り1~2週間になるまでは暗記科目に取り組まない方がおすすめです。
なぜなら当然ですが暗記というのは、時間経過とともに記憶が薄れていくもの。したがって高校入試まで残り2~3ヶ月の時点で暗記するというのは、まだタイミングとして時期尚早です。
暗記科目に限らず、覚えておくことで正答率が向上する部分はすべて。したがって理科・社会のような暗記科目をはじめ、たくさん種類が羅列された記号や数字を暗記するなどはこれに当てはまります。
高校入試まで残り2~3ヶ月の時点においては「少しでも多くの苦手解消」「過去問による解き方(解法)の習得」を行い、いよいよ残り1~2週間の時点でこの暗記を徹底的に行うことをおすすめします。
もちろん人によっては暗記力が高いなどの理由で、取り組む時期は関係ない場合もあるかと思います。しかし一般的に記憶力は薄れていくのが自然のため、暗記科目はいちばん最後に集中して覚えるというスタイルがもっとも効率がよいと私は考えます。
さらに忘れてはいけないガチ重要な高校入試対策
これまでは高校入試1次筆記試験について、最後のおすすめ猛突進方法を解説してきました。
しかし忘れてはいけないのが「高校入試2次面接対策」で、できれば高校入試まで残り2~3ヶ月の時点から取り組んでおきたいカテゴリーになります。
この2次面接対策というのはまた”別腹”なもので、勉強時間とは別の空き時間で取り組めるもの。おもに2次面接対策で重要となるのが「言葉遣い・正しい動作・社会情勢の把握」などになります。
言葉遣い・正しい動作については毎日の生活習慣で身につくもの、また社会情勢の把握については新聞を読むといった習慣によって身につくものです。
とくに高校入試面接において重要となるのが「社会情勢などの把握」で、かならず面接中に社会情勢をはじめ関心のあることなどを質問されるもの。ここで迷うことなく素早く対応して、しっかりと自分の意見を述べることが合格へつなげるための重要なポイントになります。
したがって新聞を読むという行動は超重要になるので、高校入試まで残り2~3ヶ月の時点でスタートするのがおすすめ。言葉遣いや行動なども、同時に気を配っておくことが大切です。
✅ 実際に高校入試面接で出題された質問&答え方、をこちらで紹介しています。
高校入試面接「時事問題(ニュース)」の出題傾向&より適した答え方
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まとめ
今回は「高校入試まで残り2~3ヶ月ですべきこと」について答えてきました。私の個人的な意見ではありますが、元塾講師の経験としてぜひ参考にしてみてください。
高校入試まで残り2~3ヶ月になったとき、決してあきらめないことが重要。
残された日数が少なくなるほど「焦り」「諦め」が入り混じってくるものですが、焦る必要もなく諦めてしまう必要も全くありません。
残り2~3ヶ月でやるべきことは、理屈に合わせて考えることが大事。
たとえば私が解説した「つまずき対策」などは、1つでも理解して点数アップが期待できる。また「過去問にめちゃくちゃとり組む」などは入試問題における出題傾向を把握しやすくなるなど理屈に叶っていると思います。
決して難しいことにとり組む必要はなく、落ち着いて考えれば残り2~3ヶ月でやるべきことは限られてくるはず。もちろん結果につながるという期待の持てるとり組みが重要です。
高校入試まで残り2~3ヶ月になったら、ぜひ今回解説した内容を実践してみてください。
絶対に大丈夫とは言い切れませんが、このような取り組みによって「きっと結果が大きく違ってくる」と私は強く思います。