こんにちは、元塾講師のTanaです。
今回は「高校入試のリスニング対策におすすめ勉強教材が知りたい」という疑問に答えます。
高校受験で出題されるリスニングは、英語教科の約20%を占めるため決して手を抜けないジャンル。とはいえ入試本番に沿ったリスニング教材というのが見つからず、多くの中学生および家庭が悩むものです。
そこで元塾講師の経験を活かし、高校入試本番さながらのリスニング対策ができる教材を選びました。
リスニング教材選びでもっとも重要なポイントとなるのが「本当に高校受験本番に役立つのか?」という部分。したがってただ単に英語テキスト羅列といった、いかにも内容の薄いリスニング教材はすべて省いたうえでピックアップしています。
中学生の高校受験リスニング対策としてかなり効果的な教材ばかりなので、本気で高校入試合格を目指すのであればぜひ取り入れて学んでみることをおすすめします。
高校入試のリスニング対策におすすめ7つの勉強教材
高校入試本番で出題されるリスニング問題というのは、その内容を調べると「日常英会話」が基本となっていることがわかります。
したがって私が選ぶリスニング教材は、日常英会話をしっかり学べ、さらに高校入試で出題されそうなパターンを徹底学習できることに重点をおいて抽出しています。
高校受験において同じリスニング問題が出される可能性もゼロではないですが、とはいえ出題パターンと限りなく似通ったリスニング学習を期待できるので、総じて効果的なリスニング教材になると思います。
おすすめ①ネイティブイングリッシュ
出典:ネイティブイングリッシュ
選んだ理由 | 高校入試レベル以上のリスニング学習および、2倍速学習をはじめ効果的な構成により受験本番の聞き取り能力アップがかなり期待できる。 | ||||
学習スタイル | CD・オンライン | 期待できる効果 | ◎ | コスパ | ○ |
高校入試のリスニング対策はもとより、それ以上の勉強も期待できる英語リスニング教材です。
おもに豊富なシーン・様々な相手に対する日常英会話を学べるリスニング教材で、高校入試本番で出題される内容がスーッと耳に入ってくる、また理解できるようなリスニング勉強ができる教材になります。
高校入試で出題される1対1の日常英会話はもちろん、それ以上の人数による対話なども学べるため極めて効果的といえる内容。とくに1対1の対話に関しては、かなり楽に聞き取ることにつながりやすい構成となっているのが大きなメリットです。
また英語リスニングで重要となる単語学習についても、1,500語、1,800語の単語帳が付属されるため基礎学習としても極めて効果的。またCDによるリスニング勉強の教材ですが、スマホをはじめとするネット端末でのオンライン学習もできるためかなり便利。
高校入試用というわけではなくビジネス英会話なども含まれますが、ややハイレベルなリスニング学習もできるため、かえって受験対策としては確実性の高いリスニング学習が可能です。
かなり人気のあるリスニング教材で、高い学習効果が期待できおすすめの勉強方法です。
おすすめ②スタディサプリEnglish
出典:スタディサプリEnglish
選んだ理由 | 高校入試対策としてのリスニング学習をはじめ、中学生に必要となる英会話学習を総合的に学べる。ストーリー性ある豊富なカリキュラムにより日常英会話のリスニング能力向上が期待できる。 | ||||
学習スタイル | オンライン | 期待できる効果 | ◎ | コスパ | ◎ |
スマホでも簡単にリスニング勉強のできる「アプリ式」通信教育で、かなりコスパに優れる教材です。
リクルートが運営する英会話教材で、リスニングをはじめとする英会話全般において総合的に学習できるのが特徴。とくにリスニングコンテンツが豊富で、高校入試対策としてかなり高い学習効果が期待できます。
リスニングを学べるカリキュラムはすべてストーリー性となっており、学習レベルと書くカリキュラムを合わせると数千にも及ぶボリュームがあり、高校入試本番で出題されるような対話式コンテンツを徹底的に学習で切るのが大きなメリットです。
リスニングのほかにもディクテーションや聞き取り学習といったジャンルも多彩で、高校入試における英語学習全般としても有効な構成。リスニングを勉強できる教材のなかでも、とくにコスパもよく優位性の高い通信教育になります。
カリキュラムが豊富なので全てに取り組むのは至難の業ですが、それだけにしっかりと高校入試にむけたリスニング力を養うことが期待できる教材です。
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おすすめ③七田式オンライン英会話
出典:七田式オンライン英会話
選んだ理由 | 右脳を使ったリスニング学習ができ、少ない工数で多くの応用力を養うことが期待できる。高校入試のリスニング対策をはじめその後のリスニング力アップにつなげやすい。 | ||||
学習スタイル | オンライン | 期待できる効果 | ◎ | コスパ | ○ |
右脳教育で有名なのが七田式教育で、このリスニング教材も右脳を駆使した効率的な学習が期待できます。
この右脳教育というのはあまり聞きなれない言葉ですが、いわゆる左脳を使った理屈中心の学習ではなく、本能をつかさどる右脳を使って「感覚」でリスニング学習を行うという勉強方法。この右脳学習ではより勉強にかける工数が少なく、より効率的に学習を進められるといったメリットがあります。
なかなか言葉では説明しにくい右脳教育ですが、実際に取り組んでみてわかるのが「より簡単に理解できる」ということ。直接的に応用力を養えるといった教育方法で、高校入試にむけたリスニング学習としても効率よく学べるといったメリットをもちます。
具体的に説明すると「60のフレーズ」を覚えることで高校入試におけるリスニングに必要な知識を学べ、あとは受験本番でその知識を当てはめて考えれば答えを導き出すことが期待できるといった内容。
もちろんそれ以前に英単語や英文法における知識を学んでおく必要はありますが、それ以降のリスニング学習においては手間が省け時間短縮につなげやすいといった特徴をもっています。
いちど右脳教育を実践するとそれ以降も継続したくなるといった特徴もあり、とくに学習スピードアップを図りたい場合におすすめのリスニング学習方法。
この七田式教育は長い歴史を持っており安心感もしっかりとあるので、もし右脳教育に興味があればぜひ取り組んでみることをお勧めします。
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おすすめ④リスニング虎の巻
出典:高校受験 虎の巻
選んだ理由 | 過去10年分の高校入試過去問から構成されたリスニング教材のため本番さながらの勉強ができる。かなり高校入試の出題内容に近いリスニング学習が期待できる。 | ||||
学習スタイル | CD | 期待できる効果 | ◎ | コスパ | ◎ |
過去10年分の高校入試過去問データから、本番に限りなく近いリスニング学習が期待できる教材です。
この「虎の巻」という教材シリーズはリスニングのほかにも5教科全般をはじめ、都道府県ごとに10年分の高校入試過去問から再生された問題集など本番に沿った勉強をできるのが大きな特徴。
リスニング学習においてはこの「リスニング虎の巻」という名称で発行されており、かなり高校入試本番に近いスタイルでリスニング対策ができるため極めて効果的な勉強が期待できる教材です。
実際に行われた高校入試問題をもとに必要対策などを盛り込んで構成されているため、本番に沿った現実的なリスニング学習に取り組めるのがメリット。なかなか思ったようなリスニング教材が見つからないと思っている家庭でも「あ!こういうの!」と感じられるようなリスニング勉強のできる教材です。
私としてもかなりおすすめのリスニング教材なので、試してみる価値はあると思います。
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おすすめ⑤高校入試スーパーゼミ英語リスニング
出典:楽天市場
選んだ理由 | 国公立でも上位高校のリスニング対策をめざす教材で、とくにハイレベル学習として最適。高校入試過去問から分析されたデータに基づくリスニング勉強ができる。 | ||||
学習スタイル | 冊子・CD | 期待できる効果 | ◎ | コスパ | ◎ |
英語学習教材で有名な文英堂が出版するリスニング教材で、かなり定評があり人気となっています。
とくにハイレベル学習に最適なリスニング教材で、私立高校範囲までは無理ですが、国公立高校の受験対策であれば上位レベル教材として極めて有意義なリスニング対策ができます。
過去の高校入試問題をベースに作成されているため本番に沿った内容で、的外れなリスニング学習ではなく、受験現場で必要となる重要な対策をしっかり勉強が期待できる教材であると私は感じます。
また都道府県別の出題形式一覧なども盛り込まれているため、志望校に沿った出題傾向や解き方のコツなどもつかみやすい構成。どんな問題がどのように出題されたかが一目でわかるので、かなり受験本番の悩みを解消しやすいリスニング教材ともいえます。
かなり実績のあるリスニング教材なので、まず選んで失敗することはないかと思います。
おすすめ⑥くもんの中学英語リスニング
出典:楽天市場
選んだ理由 | 中学生の基礎的なリスニングから高校入試レベルまで広く学べる。くもん式としては珍しく正攻法といえる学習内容でとくに基礎的なスタンダードリスニング学習として最適。 | ||||
学習スタイル | 冊子・CD | 期待できる効果 | ◎ | コスパ | ◎ |
くもん式といえば答えから逆算させるといった特殊スタイルですが、このリスニング教材は正攻法です。
とくに細かな段階によるカリキュラム構成が特徴で、初級編から高校入試対策編まで4つの構成および58ステップのカリキュラムでリスニング学習を実践できる内容となっています。
長文の聞き取り学習は特に力を入れており、英語を英語のまま理解するといった学習スタイルのため、答えを考えだすまでの時間短縮にも有効な教育方法。冊子とともに英会話CDが付属され、ただ単に質問と答えが掲載されているだけではなく、しっかりとした解説も行われているのがこの教材の特徴ともいえます。
段階的なステップでリスニング学習ができるよう構成されているので、子供の学力に応じて最適なレベルからスタートできるのも使いやすく便利。この教材だけで高校入試のリスニング学習はすべてできてしまう、といっても言い過ぎではないかと思います。
このリスニング教材も、極めて高校入試に効果的な内容でおすすめです。
おすすめ⑦学研「英語リスニングの基礎」
出典:楽天市場
選んだ理由 | 学研が出版するリスニング教材で、基礎から応用までかなり詳しく学べる。昔からリスニング教材として人気のシリーズで高校入試対策としてかなり効果が期待できる。 | ||||
学習スタイル | 冊子・CD | 期待できる効果 | ◎ | コスパ | ○ |
とくに中学2~3年生におすすめのリスニング教材で、基礎から実力テストまで取り組めるのが特徴です。
高校入試に向けこれからリスニング対策を始めるという場合に最適で、もしかするとリスニングの基礎学習としてはもっとも理解しやすい教材かもしれません。
過去の高校入試問題からよく出るパターンなども紹介されており、とくに覚えておきたい英単語をはじめ、表現の聞き取り練習、仕上げの実践問題によってけっこう細かいリスニング対策が期待できる内容。
冊子とCDによってリスニング学習を進めるスタイルで、詳しい解説も掲載されているため理解力向上も期待できる構成。学研教材のわかりやすさが受け継がれているので、難しく感じないけど理解できるといった、勉強のしやすさにおいてもバツグンのリスニング対策ができます。
とくに中学2~3年生におすすめといった理由は、短期間集中完成式というスタンスに基づいて構成されているためで、高校入試まで時間がない場合にもかなり効果的なリスニング対策が期待できるため。
リスニング学習の基礎的な部分を総合的に勉強するのであれば、まず間違いなくおすすめの教材です。
高校入試のリスニング対策として勉強教材を選ぶポイント
本当に有意義なリスニング教材を選ぶには、つぎのポイントを抑えるのがおすすめです。
- 文字を見るばかりではなく「音声」で学べる
- 高校入試で出題されそうなリスニング学習ができる
- リスニング問題にボリュームがある
高校入試本番でいかに通用する根拠が揃っているか、これに尽きます。
さらに詳しく、リスニング教材を選ぶポイントを解説します。
文字を見るばかりではなく「音声」で学べる
高校入試におけるリスニング勉強は、とにかく「聞いて学ぶ」ことが最重要ポイントになります。
なかには文章によって英語リスニングの理屈が並べられている勉強教材もありますが、もちろん基礎を理解するには大切といえます。しかしリスニングに必要な英語基礎というのは単語覚え、文法、特殊な熟語がおもな勉強内容で、わざわざリスニング学習で取り組む内容でもありません。
したがってリスニングの勉強教材においては文章で学ぶのではなく「実際の英会話を聞く」という学習内容のほうが有意義で、高校入試本番に直結するリスニング学習へつながります。
したがって高校入試のリスニング勉強教材を選ぶときは、文章よりも「英会話」を中心として構成されていることが好ましく、たとえばCDやオンラインなどで音声によるリスニング学習のできる教材を選ぶことが高校受験本番へむけ効果的な選択となります。
高校入試で出題されそうなリスニング学習ができる
高校入試で出題されるリスニング内容は、おもに「日常英会話」を中心に構成されています。
この日常英会話というのは具体的にいえば家族間の対話をはじめ友人同士の対話といったように、基本的に「対話」が主体的に利用されているのが特徴。したがって高校入試に適したリスニング勉強には「対話」を主体とした構成で、しっかりと日常英会話を学べることが有意義な教材といえます。
またリスニング勉強教材のなかにはスピーキング学習が盛り込まれている場合もありますが、高校入試本番のリスニング科目ではスピーキングの要素は必要ありません。英検3級以上などといったスピーキングによる採点項目はないので、できる限りリスニングに特化した内容であることが高校入試対策の勉強教材として好ましいスタイルといえます。
高校入試本番では、おもに日常英会話として「対話」をしっかり学んでおくことが重要です。
中学生で学ぶ範囲の英単語・文法・構文を使って、日常英会話によるリスニングがしっかりと盛り込まれている教材であることが選ぶときの重要なポイントになります。
リスニング問題にボリュームがある
高校入試に向けたリスニング対策として、極めて重要といえる勉強方法の1つになるのが「数稽古」です。
とくにリスニング学習というのは繰り返し聞いて学ぶことが成長への最短ルートになるので、少しでも多くの問題数(英会話文)が盛り込まれている教材を選ぶことでより効果的なリスニング勉強につながります。
英会話に限らず「語学における学習」というのは何度も繰り返し耳にすることが最も大切といわれますが、私たちが生まれてから自然と言葉を覚えていくように、繰り返し英会話を耳にすることで聞き取り能力アップにつながっていきます。
すでに英検を受験した経験があると分かると思いますが、リスニング科目というのは放送で流れる英会話を理解して、最適な英会話構文を選ぶというスタイルになります。
高校入試でもこれと同じようにリスニング問題が出題されるので、より聞く力を強化しておくことが重要で、少しでも多くのリスニング問題が盛り込まれた教材であることがより有意義な選び方になります。
したがって聞く力をより高めるためにはリスニング問題にボリュームがあり、微妙な音の変化も感じ取ることにつながる「数稽古」のできるリスニング教材を選ぶことがおすすめです。
まとめ
今回は「高校入試のリスニング対策におすすめ勉強教材が知りたい」という疑問に対し、元塾講師の経験をもとに選んだおすすめリスニング教材7選をはじめ、とくに効果的なリスニング学習が期待できる教材選びのポイントという形で答えてきました。
ただし高校入試のリスニング対策をするときは、その前に英単語を覚え、英文法を理解していることが前提となります。これらの勉強ができていないと完全なリスニング対策とならないので、しっかりと勉強を行っておくことが重要です。
また高校入試におけるリスニング問題というのは、冒頭でもお話ししたように「日常英会話」が基本となっています。すべての出題内容は「対話」であることを頭に置くことで、より効果的なリスニング対策ができるかと思います。
リスニングの勉強において、もっとも重要となるのが「聞きとる力」になります。
繰り返し、なんども英会話を聴くことが極めて効果的。
英会話の発音に慣れることが大切で、つながって変化するイントネーションなども繰り返し耳にすることで少しずつ理解できるようになっていきます。
とくにリスニング学習を行っていると同時にスピーキング学習に目が行ってしまう場合も多くありますが、リスニングとスピーキングはまた別物なので、ここではしっかりとリスニングに集中して勉強を行うことが大切です。
高校入試におすすめのリスニング勉強方法として、ぜひ解説内容を実践なさってみてください。
きっと高校入試において、良い結果につながると私は強く思っています。