こんにちは、元塾講師のTanaです。
今回は「中学３年に有意義な夏期講習が知りたい」という疑問に答えます。
ひとくちに夏期講習といっても学習塾が運営するスタイルだけではなく、別の方法を使って夏期講習レベルの実践学習へ取り組むことができると私は思っています。
その夏期講習レベルの実践学習をできるのが「通信教育」と思っており、極めて有意義な学習スタイルになるかと。時間短縮効果もあるため、夏季休暇を極めて有意義に使えるスタイルであると思います。
とくに中学３年という時期は、高校受験本番まで残り時間も少なく、効率に優れる勉強法がおすすめ。
こうした全てのメリットを兼ね備えているのが通信教育というスタイルで、夏期講習代わりとして利用したあとは解約も自由にできるので、継続についてもまったく心配することはありません。
中学３年におすすめの夏期講習スタイル「通信教育」について、さらに詳しく解説します。
通信教育を夏期講習代わりに使うメリット
学習塾などが主催する夏期購入の内容は、おもに「過去の復習」が中心になります。
それを考えると私は通信教育でも十分代わりになると思っており、とくに通信教育でも「デジタル教材」を使うことにより最低でも夏期講習レベルかそれ以上の学習効果が期待可能。
通信教育（デジタル教材）を夏期講習として利用するメリットは、おもにつぎの４つがあります。
- 無学年方式を選べば過去の復習がしっかりできる
- 映像授業によって理解へつながる有意義な対策ができる
- ボリュームある問題数により定着が期待できる
- 夏季休暇の時間を有効に使える
通信教育のなかでもデジタル教材は、インターネット特性を活かした膨大な情報が特徴。
さらにアナログ式とは違って映像授業が搭載されており、しかもすべての分野・単元に映像授業が備わっていることによって、夏期講習レベルで徹底した勉強ができるといった学習スタイルになります。
さらに、これらデジタル教材４つのメリットについて詳しく解説します。
無学年方式を選べば過去の復習がしっかりできる
通信教育を使って夏期講習代わりにするとき、とくに重要なのが「無学年方式」が採用されていること。
この無学年方式というのは現学年だけではなく、他学年の範囲も自由に学べるというシステム。この方式が採用されていれば学年関係なく過去復習もできるため、夏期講習の代わりとして十分機能してくれます。
学習塾などが運営する夏期講習というのは、おもに過去の復習が中心。
たまに予習などを含む夏期講習もありますが、過去の復習をおこなうことで成績アップを目指しましょうといったスタイルが中心となっています。
つまり「過去の未理解部分を解消すること」が夏期講習のおもな目的であって、これは夏期講習でなくともほかの学習手段でも可能ということ。したがって通信教育を使うことでこの目的を果たすことも可能で、とくに無学年方式であれば完璧といえるほど達成できることになります。
定期テストで得点できない原因は、履修した内容を理解できていないため。
過去の未理解を解消することでテストにおいて正解を増やそう、というのは至極当然の施策。これを夏期講習で実施するのもいいですが、私は時間効率に優れるデジタル教材を使ったほうがより効果アップにつながると思います。
私が紹介したおすすめ３選においても、すべてこの「無学年方式」が採用されたデジタル教材のみ。
夏期講習の内容をじっくりと考えてみると、わざわざ出向いて講習を受けなくとも、通信教育（デジタル教材）でしかも無学年方式であれば十分のその役割を果たせます。
映像授業によって理解へつながる有意義な対策ができる
通信教育（デジタル教材）というのは、インターネット特性を活かした「映像授業」が搭載されています。
この映像授業の役割はかなり高い学習効果を期待できるもので、学習塾などが運営する夏期講習よりも大幅に理解力アップにつながりやすいといえる機能。
夏期講習でおもに学ぶ内容は過去の復習ですが、問題テキストを使った過去のつまずき対策がメインとなり、実際の授業を受けるという効率のよい手段までは難しいというのが事実です。
これを可能にするのがデジタル教材の映像授業で、理解できていない単元を授業で受けられるのがメリット。より理解しようと思えばやはり授業を受けるというスタイルがもっとも効果的で、デジタル教材ならではの効率に優れる機能であるといえます。
過去の問題が記載されたテキストを解いて、不正解であれば答えを見て解き直すのが夏期講習の内容。
このように夏期講習で実施される内容を具体的に考えると、デジタル教材に搭載される映像授業を使うほうがはるかに有意義な苦手対策につながると私は強く感じます。
ボリュームある問題数により定着が期待できる
夏期講習における役割として、もう１つ考えられるのが「問題を解くことによる定着」です。
多くの問題を解かせることでより定着を図ろうという施策で、いわゆる過去に履修した分野・単元の問題をたくさん解いて、少しでも身につけようというのが夏期講習におけるもう１つの目的。
これもデジタル教材で十分に実施することが可能で、インターネット特性により膨大な情報量で学べることで、ボリュームある問題数を解けるのも大きなメリットになります。
当然ながら夏期講習で取り組む問題数よりも、その情報量は極めて膨大。さらに無学年方式によるデジタル教材であれば過去学年の問題にも取り組めるため、夏期講習レベル以上に多くの問題数を解くことが可能となります。
またデジタル教材には「AIシステム」を搭載されている場合がほとんどで、演習問題を解いてミスをしたときなど。教材にもよりますが間違った原因となる単元を表示してくれる、ミス問題をストックして一覧表示してくれるなど、より効率のよい苦手対策が可能。
夏期講習でこうした効率的な施策ができるかといえば難しく、デジタル教材のAIシステムには到底かなわない部分であると私は強く思います。
こうした便利機能によって時間短縮にもつながり、結果的により多くの勉強ができるというのがデジタル教材のメリット。かなり時間効率・学習効率に優れるスタイルとして、十分に夏期講習代わりとして機能する勉強方法になります。
夏季休暇の時間を有効に使える
夏期講習といえば学習塾などへ出向き、通塾という勉強以外の時間が必要となります。
この通塾時間というのも費用対効果として歓迎されるものではなく、たとえ片道30分かかる通塾であれば、往復で１時間のロスタイム。これに夏期講習の回数を掛けるとかなりのロスタイムが生じます。
このロスタイムが生じることもなく、極めて有効に時間を使えるのがデジタル教材の大きなメリット。
夏期講習では通塾するだけでも多くの時間をムダに消費してしまいますが、通信教育（デジタル教材）ではこうしたロスゼロで、夏期休暇の勉強において極めて時間効率に優れるスタイルといえます。
デジタル教材はいわゆる「自宅学習」を考えて作られた教材のため、必要となるコンテンツがすべて揃っているのもメリット。
書店へ行って必要なコンテンツを購入することもないため、この部分においても極めて時間効率に優れる学習スタイルで、総合的に夏期講習へ通うよりも高い学習効果が期待できるスタイルといえます。
このように通信教育（デジタル教材）は、夏期講習代わりとして極めて有意義なスタイル。
それでも夏期講習がいいという場合は、ぜひ通わせください。
もしデジタル教材に興味があれば、私の「おすすめ３選」をつぎで詳しく紹介します。
中学３年におすすめ夏期講習レベル通信教育ベスト３選
Summer-class-Correspondence-education
私がこれまでに探ってきたデジタル教材、ぜんぶで約20社以上。
そのなかから、とくに夏期講習代わりにおすすめと感じる３選はつぎの通り。
- デジタル教材「すらら」
- デジタル教材「スタディサプリ」
- 東進オンライン学校
あえて数字を設けていますが、決してランキングという意味ではありません。
それぞれ特性が異なるため子供の性格などをもとに、最適と感じる教材を利用されてみては。
さらに詳しく、これらおすすめ３選について解説します。
夏期講習代わりにおすすめ①デジタル教材「すらら」
| 無学年方式 | 映像授業 | 問題数 |
| 小学生全域～中学生全域 | アニメーション | 極めて多い |
中学３年の夏期講習代わりとして極めて完璧ともいえるほど、優秀なのがこのすららです。
小学生全域から自由に学べる無学年方式が採用されており、過去も復習においては文句なし。苦手原因となる単元までさかのぼって見直すこともできるため、根本的な本質のつまずき対策ができます。
また全ての分野・単元において映像授業を視聴できるだけではなく、同じ数だけの問題数が備わっているのも極めて有効。夏期講習よりも大幅に理解へつなげやすく、また定着を図ることも容易なデジタル教材になります。
映像授業はスモールステップで進むため誰でも理解しやすく、１つの単元をさらに細分化して複数チャプターで構成されているため、このわかりやすい授業で理解できなければ他に問題があるかと。
AIシステムにおいても便利機能が満載で、ドリル問題でミスをすれば根本となる原因単元を表示してくれるなど。結果的に時短効果にもつながるAIシステムが搭載されています。
中学３年の総復習としても必要十分な構成で、夏期講習だけではなく高校受験対策にも極めて有効。
いつでも解約できるため夏期休暇の期間のみ利用するという使い方も可能で、試しに夏期講習代わりとして使ってみる価値は十分にある通信教育（デジタル教材）と私は思います。
✅ すららの詳しいレビューはこちらで。
→ 通信教育すららの口コミレビュー（無料体験できます）
夏期講習代わりにおすすめ②デジタル教材「スタディサプリ」
| 無学年方式 | 映像授業 | 問題数 |
| 小学生全域～中学生全域 | 講師 | 極めて多い |
アニメーション授業が得意ではないという場合は、このスタディサプリが夏期講習代わりにおすすめ。
神授業で有名な講師陣による解説となっているのが特徴で、実際に映像授業を見ればその指導力の高さがわかるかと。しっかり説明順などを正しく考えられた授業解説となっているため、極めて理解しやすい映像授業であると私は強く思います。
履修範囲についても無学年方式のため自由度が高く、小学生範囲から徹底復習できるため夏期講習代わりとして最適。もちろん高校受験対策としても高い効果が期待できるシステムとなっています。
問題数においても極めてボリュームがあり、ぜんぶで10,000問以上が用意されているため落ちのない履修が可能。小学生範囲からすべての分野・単元において演習問題があるため、徹底した復習ができるのも大きなメリットになるかと思います。
機能面はシンプルイズベストという感じで、操作性に優れるのが特徴。複雑な機能などは限りなく省かれているので、シンプルなだけにストレスなく使えるといった利点があると私は感じます。
とにかく熱血漢あふれる神授業講師の解説がわかりやすい、おすすめのデジタル教材です。
✅ スタディサプリの詳しいレビューはこちらで。
→ スタディサプリ中学生の口コミ体験レビュー（無料体験できます）
夏期講習代わりにおすすめ③東進オンライン学校
| 無学年方式 | 映像授業 | 問題数 |
| 一部 | 講師 | 極めて多い |
あの有名塾「東進」が運営するオンライン塾で、これも夏期講習代わりとして有効です。
英語と数学に特化したデジタル教材です。
東進の場合はややスタイルが異なり、映像授業を講習して視聴するという学習方法。１ヶ月間で規定数の映像授業をダウンロードして視聴する形で、必要な映像授業だけをストックするため煩雑さを感じにくいシステムとなっています。
無学年方式ではありませんがバックナンバー（映像授業）を購入することにより過去の復習が可能で、準無学年といった感じで利用できるため大きな問題はなし。
映像授業の解説においては東進の優秀な講師陣によるもので、解き方はもちろんですが、とくに「考え方」を中心に解説してくれるので１つの映像授業から多くの思考力を養うことが期待できます。
AIシステムによる一致性の高い問題提起などもあるため、学力に沿った最適な学習ができるのもメリット。とくに中学３年における家庭学習として適しており、夏期講習代わりとしてもかなり一致率の高い勉強のできるデジタル教材です。
✅ 東進オンライン学校の詳しい内容はこちらで。
（無料体験できます）
中学３年の夏期講習におすすめ通信教育比較まとめ
ここまでに紹介したおすすめ３選を比較一覧表としてまとめます。
各教材名をクリックすると先ほどの詳しい解説へ戻ります。
| 教材名 | 無学年方式 | 映像授業 | 問題数 | おもな特徴 |
| すらら | 小学生全域 ～中学生全域 | アニメーション | 極めて多い | スモールステップで進む映像授業のため理解しやすい。AIシステムの便利機能もかなり豊富。 |
| スタディサプリ | 小学生全域 ～中学生全域 | 講師 | 極めて多い | 神授業講師による授業解説が極めてわかりやすい。10,000問以上用意されたテキストもかなり有効。 |
| 東進 | 一部 | 講師 | 極めて多い | 東進ならではの教え方による考え方まで身につけやすい。AIシステムによる一致率の高い問題提起も優秀。 |
まとめ
今回は「中学３年に有意義な夏期講習が知りたい」という疑問に対して、
という形をもって、私なりに経験を踏まえて答えてきました。
学習塾が運営するアナログ式の夏期講習もいいですが、ちょっと視点を変えれば通信教育でも十分。
とくにインターネット特性を活かした時間効率の良さをはじめ、過去の復習もしやすいデジタル教材を使うことによって夏期講習以上の効果を期待することができます。
とくにデジタル教材には映像授業が搭載されているため、極めて理解へつなげやすいのが大きな特徴。
また定着を図るための豊富な問題数も備わっていることで、時間短縮効果だけではなく、高い学習効果も期待できるスタイルになるかと思います。
中学３年という時期は高校受験本番にむけて、残り時間も少なく時間効率まで考えておくことが必須。
すべての要件を満たす夏期講習として、私は通信教育（デジタル教材）を理湯する価値は極めて高いと思います。
