こんにちは、元塾講師のTanaです。
今回は「難関私立高校へ確実に受かる方法が知りたい」という疑問に答えます。
中学生が公立高校を受験する場合は基礎範囲をしっかり習得すれば確率は高まりますが、難関私立高校の受験においては基礎範囲以外にも応用問題(難問)への対応力もかなり必要となります。
一般的に難関私立高校へ合格するには、極めて難しい場合が多いかと。
そこで元塾講師の経験をもとに、難関私立高校を突破するために重要な5つのポイントを解説します。
難関私立高校へ受かるには?抑えておくべき5つのポイント
難関私立高校へ受かるために、私は率直につぎの5項目がポイントと思います。
- 中学生全範囲を徹底的に総復習させる
- 基礎問題へ対するスピード&確実性を身につけさせる
- 応用問題への対応力しっかりと養う
- うっかりミスなどを根本的に解消する
- 早めに2次面接対策を始めておく
この中の1つでも欠けてしまうと、難関私立高校への合格は難しいかなと。
すべて達成することで受かる確率が大幅にアップするので、できるだけ早い取り組みがおすすめ。
さらにこれら5つのポイントについて詳しく解説します。
中学生全範囲を徹底的に総復習させる
まず難関私立高校へ受かるには、公立高校範囲をしっかりと復習しておくことがおすすめ。
公立高校範囲というのはいわゆる「教科書内」における知識をしっかりと吸収し、すべての単元において未理解を解消しておくことが求められます。
この教科書範囲というのは難関私立高校への受験においてベースとなる部分で、まずもって基礎範囲を理解していなければ基礎問題及び応用問題といった、高校受験全体へ大きくマイナスの影響を及ぼすため徹底理解させておくことが重要。
1つでも未理解の単元があれば大きくマイナスとなってしまうので、完全習得するくらいの勢いで徹底的に理解へつなげておくことが、難関私立高校へ受かるにはまずもって重要ポイントになります。
したがって中学3年生の時期にとり組むというよりも、高校受験本番まで時間がありまだ過去の履修履歴が少ない中学1~2年生の時期からスタートしておくとより効率的。できる限り早めに対策を始めておくことが効果を高めやすいポイントになります。
まずはこの「中学範囲の徹底復習」について、しっかり実践することをお勧めします。
基礎問題へ対するスピード&確実性を身につけさせる
難関私立高校へ受かるには、基本的な部分は確実に正解しておくことがポイントです。
難関私立高校で出題される内容というのは基礎範囲がベースとなり、さらに難問といわれる応用範囲によって構成されるのが一般的。まずはこの基礎範囲で確実にポイントを稼ぐことが重要です。
この基礎問題というのは誰もが確実にポイントを取りに来るため、思った以上にシビアな項目。したがって基礎問題とはいえ確実でスピード力をもって挑まなければ足元をすくわれてしまいます。
基礎問題への効果的な対策としては、まずもって多くの演習問題を解いて理解を深めること。さらに同じ分野からの出題でも角度が異なればどんどん取り組ませ、柔軟な思考力を身につけさせておくことが必須といえます。
まずは基礎問題を確実に解けるよう繰り返し演習問題へ取り組み、さらに時間計測などによって解答スピードアップをしっかり図ることが大切。この2つのポイントを徹底的に抑えることによって、基礎問題で確実な点数稼ぎへとつながります。
難関私立高校へ受かるには、まずは基礎問題を確実に素早く正解させることが大切です。
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応用問題への対応力しっかりと養う
難関私立高校へ受かるには、避けて通れないのがこの「応用問題」になります。
応用問題というのはいわゆる難問と呼ばれる、超難関と噂高い一筋縄では解けない問題。しかし合格するにはこの難問に対しての対応力をしっかりと養っておくことが求められます。
この難問対策として必須となるのが、中学生範囲を超越した問題へ多く取り組ませること。
あくまでも中学生知識内からの出題とはなっていても、その考え方などは高校生範囲まで及ぶことも普通。したがってできれば先取り学習によって高校生範囲まで学んでおくことがポイントです。
難関私立高校で出題されるこの応用問題というのは、その志望校における理念などが盛り込まれている場合が多いもの。この難問を解けることで学校の理念が通じた、という考え方の志望校もあるためぜひ正解しておきたい部分になります。
また実際に過去出題された志望校の過去問集を利用するのも効果的な対策で、難問に対する考え方などを把握するには極めて効果的。この過去問集をしっかり学んでおくことはもちろん、あらゆる問題集を解いておくというのも多角性を養うにはお勧めの対策になります。
難関私立高校の基礎問題対策ができれば、つぎはこの「応用問題」への徹底対策が必須です。
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うっかりミスなどを根本的に解消する
難関私立高校へおける基礎対策と応用対策がしっかりできれば、もう1つ「うっかりミス対策」が重要。
とくに応用問題のうっかりミスは多くなりがちなので、確実に対策しておくのがおすすめ。
この応用問題に対するうっかりミスというのは誰でも起こりがちなマイナスポイントで、この部分を防止するには次の要素を養っておくことが大切です。
- 文章を素早く理解できる能力を養っておく。
- 文章内の要点を探りとる能力を養っておく。
- その問題に沿った公式などを確実に見出せるようにしておく。
このような対策を行っておくことが、難関私立高校におけるかなり効果的な施策となります。
基礎的な計算問題におけるうっかりミスについては対策しやすいですが、応用問題となると文章の理解力など国語力が必要となったり、複数の対策を講じておくことがポイント。
受験本番で正解力はあってもこのうっかりミスによって不正解となっては悔やみきれないので、機械的な基礎対策・応用対策ができれば、つぎはこの人為的なうっかりミス対策を行っておくことがおすすめです。
早めに2次面接対策を始めておく
難関私立高校へ受かるには、1次筆記試験だけではなく「2次面接試験」も考えておく必要があります。
この2次面接対策というのは多くの家庭で忘れがちなポイントで、1次筆記試験の合否判定が出てからでいいかといった安易に考える家庭もありますが私はおすすめできません。
難関私立高校における2次面接対策というのは、短期間ではかなり難しいというのが事実。
なぜなら2次面接では普段の生活習慣(仕草・態度・言葉遣い)をはじめ、社会情勢の流れなどを把握しておくことが必須となるため。したがって2次面接対策のスタートとして私が考えるタイミングは、最低でも高校受験6ヶ月前がおすすめであると考えます。
1次筆記試験の合否判定から、2次面接試験本番までの猶予は約1ヶ月間。
とくに社会情勢を追いかけるといった面接対策などは難しく、また生活習慣の見直しなども極めて困難ともいえる短期間なので、できれば早めに対策を施しておくことがおすすめです。
1次筆記試験を合格できても、わりとこの2次面接試験で振り落とされる家庭も多いもの。
したがって1次筆記対策をしっかりと行いながら同時に面接対策を進める、という同時進行というのが極めて重要。そのときになって慌てないためにも、早めに対策をスタートさせておいてください。
難関私立高校へ受かるためのコツ
元塾講師の経験からすると、つぎの項目が大きなコツ3つになります。
- 内申点アップのため定期テストで8割正解をめざす
- 志望校の出題傾向を把握しておく
- 英検などプラス査定となる資格を取得しておく
難関私立高校へ受かるには、最低でもこのコツを実践してみるのがおすすめ。
すべてのコツを実践することで、より難関私立高校へ受かる確率アップが期待できます。
さらにこれらコツについて詳しく解説します。
内申点アップのため定期テストで8割正解をめざす
中学生において学年関係なく、つねに「8割以上の獲得」を目指すのが1つのコツです。
とくに内申点というのは難関私立高校へ大きく影響を及ぼすため、定期テストで高い点数を取っておくことで合格しやすくなるのは言うまでもないかと。
ただし高校受験への内申点は中学2年以降などと決まりがありますが、そのときになってから高得点をめざすのではなく、普段から点数アップに努めておくことが重要。なぜなら一定の点数を取るといった勉強グセがついてしまうと、なかなか回復が困難となる恐れがあるためです。
したがって現時点で中学1年生であったとしても、定期テストをはじめ学力診断に関する部分では、つねに「80点以上」を目指しておくことがコツ。テストの成績が8割以下になると難関私立高校への合格は難しくなるので、この内申点対策はしっかりと取り組むことがおすすめです。
✅ 定期テスト対策として、極めて優秀といえるのが「スタディサプリ」です。
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志望校の出題傾向を把握しておく
難関私立高校へ受かるには、この「出題傾向の把握」もかなりポイントとなるコツです。
公立高校ではこうした出題傾向といった概念はほぼなく、中学生範囲すべてから総合的にまんべんなく出題されるのが一般的なスタイル。したがって公立高校受験においては大きなコツにもなりませんが、難関私立高校への受験ではとくに応用問題の出題傾向(角度)においては重要なポイントになります。
この応用問題の出題傾向(角度)というのは言い換えれば「考え方」における部分で、文章問題の内容が複雑化しやすい難関私立高校では、別角度からの考え方が必要となる場合も多くあります。
この出題傾向の把握について効果的な方法としては、まずは学習塾のデータを活用するのが一般的。
とくに難関校対策としての専門塾であれば地元データを間違いなく持っているので、志望校情報を得ながら効果的な対策を施していくという学習スタイルになります。
もし学習塾へ通わせず対策するのであれば、家庭学習として訪問型の家庭教師をはじめ、より安い費用で便利なオンライン家庭教師といった学習スタイルが効果的。いずれも高学歴の講師が指導を行ってくれるため、当然ながら経験のある講師も多く、また運営会社が志望校データを持っているという場合も多くあります。
この難関私立高校の出題傾向を把握しておくことで、より効果的な受験対策をできるのは当然。
したがって難関私立高校へ受かるには志望校の出題傾向を知ったうえで、山を張るのではなく「確実性の高い対策」を行うことが合格に近づけるコツといえます。
英検などプラス査定となる資格を取得しておく
難関私立高校へ受かるには、中学生範囲の知識だけが重要であるとは言えません。
とくに外部資格(英検など)を得ることで内申点アップなどプラス査定へつながる場合も多く、とくに語学分野に強い私立高校では英検など、理数系に強い私立高校ではプログラミングといったように、より査定アップへつながる資格を持っておくのも1つのコツになります。
また一般的な私立高校で有利となりやすい資格には、まずもって英検、英会話関係といったように、学習指導要領でも強く謳われている外国語へ関する資格がプラスとなりやすい傾向にあります。
とくに幅広く活用でき将来的にも有利となりやすい、英検やTOEICといった資格を有しておくのが一般的。
中学生のあいだにできる限りこうした外部資格についても着目して、より難関私立高校へ受かるための施策を実践しておくこともおすすめのコツです。
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まとめ
今回は「難関私立高校へ確実に受かる方法が知りたい」という疑問に対して、
といった、私なりのスタイルで答えてきました。
難関私立高校へ受かるには「やるべきことをやれば極めて近づける」ということ。
当然ながら合格に必要な成績をとっておくことは必須で、さらに志望校の出題傾向などまで把握することでより合格へ近づけることが期待できます。
また忘れてはいけないのが、2次面接対策について。
どうしても1次筆記試験への対策ばかり考えてしまいがちですが、2次面接対策への対策は時間のかかるもので、早めに対策を始めておくことがポイントです。
難関私立高校へ受かるには、今回の内容をぜひお役立てください。