こんにちは、元塾講師のTanaです。
今回は「中学生の自宅学習に通信教育を使う長所短所が知りたい」という疑問に応えます。
中学生の自宅学習として通信教育は便利そうかも!と思っても、実際に導入するとなると本当に便利で効果があるのか心配になると思います。
そこで元塾講師の経験および通信教育全般を探ってきた経験から
メリット・デメリットについて徹底解説。
結論からいえば通信教育には多くのメリットが備わっており中学生の自宅学習に最適ですが、しっかりとデメリットも把握したうえで導入を考えるのがおすすめです。
中学生の自宅学習として、通信教育を導入するか否かの参考になれば幸いです。
中学生の自宅学習に通信教育を導入するメリット・デメリット
中学生の自宅学習に通信教育導入する7つのメリット
私の経験からすれば、中学生の自宅学習に通信教育を導入するメリットはかなり
多いかと。もし今の悩みに対して1つ以上のメリットが当てはまれば、通信教育の導入を考えてみるのもいいかもしれません。
- 勉強範囲や学習ペースの把握に役立つ
- 中学生(子供)の自宅学習を効果アップできる
- 通塾がないため学習時間を多くとれる
- 子供中心に疑問解消できモチベーション向上へつながる
- 部活や学校行事と並行しやすい
- 中学校における疑問点の即解消へつなげやすい
- 高校受験対策などを提案してくれる
勉強範囲や学習ペースの把握に役立つ
中学生の自宅学習に通信教育を導入する、かなり大きなメリットとなるのがこの部分。
とくに新中学生へ進学した時期などは勉強範囲やペースが掴みづらいものですが、自宅学習に通信教育を導入することで極めて効果的な対策を講じることができます。
これまで勉強グセのついていなかった中学生にとって、この部分を把握できることは高校受験にむけてもかなり大きな効果かと。まずは通信教育の力を借りて勉強グセをつける、といった使い方も極めて有効です。
通信教育はいずれの教材にせよ、学習計画も立てられるのが特徴。
したがって中学生の自宅学習へ通信教育を導入することは、1日の学習範囲がわかりやすくなったり、高校受験へむけた勉強のペースが見えてきたりと、これまで不安に感じていた自宅学習を根幹から改善が期待できるといったメリットがあります。
中学生(子供)の自宅学習を効果アップできる
いずれの通信教育も「中学生の自宅学習をより効果的に」という意図で作成されているのが特徴。
したがって自宅学習をサポートするという通信教育の特性から、より自宅学習の効率アップへつなげられ、さらに学習のポイントなどを抑えられるため中学生に効果的な勉強が可能となります。
もし独学で自宅学習を行っていれば、通信教育の導入によって大幅な効果アップが期待可能。
また参考書や問題集といった中学生の自宅学習に必須となる教材類も、オールインワンで手に入るため通信教育は時短効率アップ効果なども中学生にとってメリットです。
いわゆる「1ランク上の自宅学習になる」というのが、通信教育導入の大きなメリットになります。
通塾がないため学習時間を多くとれる
中学生の自宅学習を、まるっきり通信教育にすると時間効率アップへつながります。
最近では通信教育の性能もかなり向上しており、中学生の自宅学習を通信教育のみで履修するという家庭も想像以上に多くなってきている様子。通信教育は通塾がないため時間節約に効果的で、それだけ多くの勉強に着手することができます。
もちろん学習塾へ通いながら、自宅学習として通信教育をコラボさせるのも良い勉強方法。この場合も学習塾で理解できなかった箇所を通信教育によって復習できるため、極めて効率にすぐれる中学生の自宅学習スタイルとなります。
通信教育は通塾とのコラボでも、自宅学習丸ごと置き換えでも、いずれの勉強スタイルにおいても時間効率アップを期待できるのがメリットのひとつです。
子供中心に疑問解消できモチベーション向上へつながる
中学生の自宅学習に通信教育を与えるということは、いわゆる「自身の力で疑問解消しろ」ということ。
通信教育には3つのスタイル(紙・デジタル・オンライン指導)がありますが、紙・デジタル教材については疑問箇所の原因と改善方法を探る、オンライン指導では自身の弱みを講師に質問し改善へつなげることになります。
したがって通信教育はいずれのスタイルにおいても、子供自身の力で疑問解消へ持っていくことが重要。
学習塾のように手取り足取り教えてくれるわけではなく、これが中学生の疑問解消能力およびモチベーションアップにつながるなど、通信教育を自宅学習に導入する場合のメリットといえます。
中学生の自宅学習として通信教育を導入することは、このようにわりと疑問解消能力をはじめ、高校受験へのモチベーション向上が期待できる勉強方法になります。
部活や学校行事と並行しやすい
中学生における通信教育の利用は、学習塾と違って「部活との両立」がしやすいのもメリット。
完全に中学生の自宅学習を通信教育にすることで時間的な余裕が生まれ、部活動や学校行事などと並行して容易に両立させることが可能。通信教育は時間的な拘束がなく、自由な時間に履修できるという特性があるからこそのメリットです。
たとえば中学生の自宅学習を通信教育のみで実践した場合、部活動が終わる時間や、学校行事の予定などを逐一考えなくてもOK。自宅へ帰宅してから自由な時間に履修できるため、ストレスフリーという点においても中学生へ効果的な自宅学習スタイルになります。
やはりこの「通信教育における自由度の高さ」という部分は、部活などで忙しい中学生にとって大きなメリットで、絶好の自宅学習方法になるかと思います。
中学校における疑問点の即解消へつなげやすい
中学生の自宅学習を通信教育にすることで、学校の疑問点を帰宅してすぐに解消しやすくなります。
これが学習塾であれば通塾日にまとめて疑問解消するなどが手段となりますが、通信教育の場合は自宅学習となるため帰宅してその場で解消可能。このスピーディな疑問解消は中学生の勉強を加速させやすく、より学習効果を高めることへつながるので極めて大きなメリットです。
通信教育はいずれのスタイルにおいても疑問解消能力が高く、基本的に「最終理解まで到達できる」ような高いクオリティの解説が備わっているもの。(しょぼいのもありますが)
したがって学校の授業で解説を聞いても理解しきれなかった単元など、自宅に帰ってすぐに通信教育で理解できることは、かなり中学生にとって大きなポイントになるかと私は思います。
この素早さというのも通信教育を自宅学習に導入するメリットで、この良い状況が毎日続くと思えば、その効果は計り知れないのではないでしょうか。
高校受験対策などを提案してくれる
中学生むけ通信教育は教材によって対応偏差値は異なりますが、基本的に「高校受験」を見据えた構成。
したがって中学生の自宅学習に通信教育を用いることで、必然的に高校受験へむけた勉強ができるとともに、とくに中学2年生辺りから高校受験対策など詳しい情報を得られるのがメリットです。
わりとこの通信教育の高校受験対策というのは的を得ている内容で、全国の受験情報などをもとに出題傾向や効果的な対策を講じている場合が多いもの。
したがって中学生へ自宅学習として通信教育を導入することは、おのずと高校受験対策もできるという仕組み。親としても高校受験にむけあれこれ悩まなくとも、通信教育が代わりに対策を考えてくれるので、安心できるといったメリットもあります。
つまり中学生の自宅学習に通信教育を用いると、毎日の勉強はもちろん、定期テスト対策や高校受験対策といった成績・内申点につながるポイントを、効果的に教えてくれるのが大きなメリットになるかと私は思います。
中学生の自宅学習に通信教育導入する3つのデメリット
中学生の自宅学習に通信教育を選ぶことによって、学習スタイルの特性などから
デメリットも存在します。通信教育自体にデメリットはありませんが、その特性に
伴うマイナス面として考えてみてはいかがでしょうか。
- 自宅学習をサボってしまいやすい
- 最終理解へつながる通信教育でないと勉強が中途半端になる
- 目的と通信教育スタイルを合わせないとズレが生じる
自宅学習をサボってしまいやすい
中学生の自宅学習に通信教育を用いるとき、もっとも注意したいのが「サボり」です。
どうしても子供1人で取り組む学習スタイルのため、その特性からサボりやすいのが大きなデメリット。したがって学習内容を親がチェックするなど、サボってしまいそうな場合は勉強が怠慢にならない何らかの釘を刺しておくことも必要となります。
とはいえ通信教育(紙教材以外)のデジタル教材やオンライン指導といったスタイルには、中学生の自宅学習状況は進捗確認できるシステムが備わっているもの。
このシステムを駆使することで通信教育をきちんと履修しているか確認できるので、もしサボってしまいそうな中学生にはこうした機能を使うことで回避するという方法もあります。
このように通信教育の特性を考えてみると、まず子供自身がしっかりと活用する意気込みを持っているかが重要。本当に成績アップや高校受験対策に力を入れるという決意があれば、子供1人で自宅履修する通信教育でも結果へつなげることにつながるものです。
中学生の自宅学習に通信教育を導入する場合は、この「子供1人の学習環境」を十分に考慮することが重要。もし不安であればデジタル教材やオンライン指導といった、親からも学習内容をチェックできる通信教育スタイルを選ぶことも良い方法になります。
最終理解へつながる通信教育でないと勉強が中途半端になる
中学生の自宅学習として通信教育を選ぶとき、とくに「最終理解まで到達できる」について確認が重要。
この最終理解への到達というのは、しっかりと理解しやすい解説が搭載されており、中途半端な理解で終わらず完全理解できる通信教育のこと。この部分については通信教育によって解説内容などが異なるため、しっかりとチェックしたうえで選ばないと、中学生が通信教育で自宅学習をする効果は大きく減少します。
この「最終理解への到達」が可能かどうかについては、選ぼうとしている通信教育の内容・構成を徹底的に探ってみることが効果的。さらに無料体験などが可能であればまずは親自身が試すことで、その通信教育がどれくらい理解できる解説であるかを確認することができます。
したがって中学生が最終理解まで到達できない通信教育を選んでしまうと、結果として理解不足による成績アップ効果半減、子供のモチベーションダウンなどデメリットにつながる恐れがあるため要チェックが必要です。
目的と通信教育スタイルを合わせないとズレが生じる
中学生の自宅学習に通信教育を用いる場合、しっかりマッチングさせないとズレが生じる恐れがあります。
このズレとは利用目的と通信教育スタイルの乖離をさすもので、とくに高校受験の志望校における偏差値対応などはこの現象が起こりやすいもの。
たとえば、つぎのようなマッチングが挙げられます。
- 紙教材
もっともシンプルで基礎学習に適した通信教育スタイル。その特性から教科書範囲の学習には強く、それ以外の部分については弱いという特徴あり。中学生の偏差値的にはもっとも低いレベルにマッチングしやすい通信教育スタイルです。 - デジタル教材
紙教材の進化系ともいえる通信教育スタイル。インターネットを通じて膨大な情報慮を学べるため紙教材よりも対応可能な偏差値レベルは高め。ただし難関私立高校への受験など教科書範囲外からの出題には対応できないため、公立高校受験までの自宅学習に妥当です。 - オンライン指導
中学生がもっともハイレベル学習できる通信教育スタイル。講師とマンツーマンで学べるため教科書範囲外でも履修でき、難関私立高校など例外的な特殊問題への対応も可能。ただし基礎的な学習にはあまり向かず学習目標を立て勉強を進めていく難関校対策として効果的。
したがって中学生が難関私立高校の受験を目的とする場合、紙教材やデジタル教材を選んでも教科書範囲外には弱いという特性があるため、結果的に目的と通信教育においてズレが生じることに。
わりとこの目的と通信教育の乖離で悩む家庭は多いもので、さらに原因がわからず「通信教育自体がダメ!」という結論にたどり着いてしまう家庭もかなり多くみられます。
そうではなく通信教育の選び方が原因となっている問題で、しっかりと中学生が自宅学習で通信教育を利用する目的を明確にして、そのうえで通信教育スタイルを合わせて考えることが重要なポイント。
この部分は通信教育の大きなデメリットと勘違いする家庭が多いので、しっかりと通信教育スタイルについて把握して、目的とマッチングさせることが大切であると私は思います。
中学生の自宅学習に通信教育導入するメリット・デメリット一覧
ここまでに解説してきたメリット・デメリットについて、一覧表でまとめます。
中学生の自宅学習に通信教育を考えるとき、もう一度確認してみてください。
メリット |
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デメリット |
|
中学生の自宅学習として「状況別」に最適な通信教育7選
中学生の自宅学習として通信教育を考える場合、さまざまな「目的」があると思います。
そこで3つの状況に最適な通信教育をピックアップするので、ぜひ状況に合わせた通信教育選びとして参考にしてみてください。
自宅学習すべてを通信教育にする、学習塾と通信教育を併用する、などいずれにもおすすめです。
勉強方法が分からない
まず初めにピックアップするのが「基礎学習にもっとも効果的」といえる通信教育になります。
- 勉強グセがついておらず自宅学習のやり方がわからない‥。
- あまり高レベルの通信教育は子供に向かない‥。
- 中学進学とともに基礎部分を自宅でしっかりと学ばせたい‥。
などの状況に最適となる、とくに基礎範囲をしっかりと学べる通信教育です。
中学ポピー(紙教材)
中学生の自宅学習において、基礎範囲をしっかりと履修できる通信教育です。
1日の勉強量・範囲もわかりやすく構成されており、見開き2ページに取り組めば完了するという簡潔さ。したがって、勉強グセのついていない中学生にはとくに最適な通信教育になります。
また教科書準拠のため学校と同じペースで自宅学習できるため、初めての通信教育という場合でも違和感なく学べるシステム。紙教材のなかでも、教科書準拠の一致率は国内トップレベルです。
紙教材スタイルの通信教育は、いかんせん情報量が少なくなりがち。
しかしこの中学生ポピーの場合はかなりボリューミーで、本教材+別冊教材によるダブル構成。本教材では毎日の学習、別冊教材では定期テスト対策や高校受験対策などを、自宅学習で徹底的に学べるボリュームとなっています。
さらに詳しい解説があることも中学生ポピーの特徴で、最終理解まで到達しやすい内容。
1日の勉強量・範囲は教材任せでOK、解説も詳しくわかりやすい、など中学生の基礎自宅学習としてベストともいえる通信教育がこのポピーです。
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→ 中学生ポピー
デキタス(デジタル教材)
城南進学研究社(コベッツグループ)が運営する、これも中学生の自宅基礎学習に適したデジタル教材。
いたってシンプルな構成となっており、使いやすさはかなり上々。中学生の基礎的な部分を浅く広く履修できる通信教育で、デジタル教材のため映像授業によってわかりやすく学べるのが特徴です。
またアニメーションやイラストが豊富なインターフェースは勉強が苦手な中学生でも親しみやすく、楽しさを感じられるため発達障害の中学生にもおすすめ。学びたい単元を選んで映像授業を視聴し、その後出題される練習問題を解く、というシンプルな手順で自宅学習できます。
1日の学習量や範囲については子供自身で考える必要がありますが、
苦手部分の単元を探して映像授業を視聴するという使い方もシンプルで
わかりやすく便利かと。
したがって使い方についてはあまり深く考えすぎず、中学生の家庭学習をサクッとサポートしてくれる通信教育、というニュアンスで取り組むのが使いやすくいいかもしれません。
教科書範囲に特化したデジタル教材なので、応用範囲までは学べないため難関校受験には不向き。とはいえ中学生範囲の基礎学習としては適した内容となっており、しっかりと基礎範囲を学ばせたい、勉強グセをつけさせたいという場合には、自宅学習にかなり最適な通信教育になるかと思います。
サポート的要素はまったくないので、アプリ感覚で苦手克服にサクサクと利用する、という使い方が適している中学生の自宅学習におすすめの通信教育です。
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参考: デキタスを中学生に利用した感想口コミレビュー(外部サイト)
高校受験(標準校)を目指したい
つぎにピックアップする通信教育は「偏差値40~50の標準校受験を目指したい」という場合に最適。
しっかりと基礎学習もできて、さらにやや応用範囲も広く学べるという通信教育です。
すらら(デジタル教材)
中学生の自宅学習として、かなり人気でおすすめの通信教育。
これまでに文部科学大臣賞を受賞した経歴もあるためクオリティについては文句なしで、中学生の基礎範囲はもちろん、さらなる応用部分についても履修できる高校受験の標準校対策に適した通信教育です。
中学生の自宅学習に必要なコンテンツはすべて揃っており、参考書や問題集といった教材類もオールインワンというイメージ。分かりやすい解説の映像授業も搭載されているため、この通信教育1つあれば中学生にとって必要十分な自宅学習を実践できます。
さらに最終理解への到達として、AIシステムによるサポートも優秀。
演習問題を解いて間違ったら「つまずきの根本原因となる単元」などを瞬時に表示してくれたり、さらにミスした問題は答えを見るのではなく「やや易しい出題内容に変化し再出題する」など、しっかりと理解へつながるような提案をしてくれるため中学生にとって本質部分の自宅学習が可能。
くわしい解説、ドリル問題、テストが揃っており、さらに無学年方式のため
学年を通り越した復習や予習もできる通信教育。
小学生範囲の復習において過去の弱点克服が期待でき、さらに現学年以上の範囲を予習できるため効果的な高校受験対策が自宅学習で可能。
アニメーション授業は一見すると幼稚っぽいと思うかもしれませんが、じつは中学生にとってハイレベル学習が可能となっており、アニメーションならではの「動き・変化」によって理解しやすいため極めてわかりやすい。
もし高校受験(標準校)対策の通信教育をという場合は、かなり確実性の高い自宅学習ができます。
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参考:通信教育すららの口コミレビュー「高校受験への対応力」を徹底検証
スタディサプリ(デジタル教材)
中学生が自宅学習として、かなり多く利用されている超人気の通信教育。
私も実際に体験してきましたが「シンプルで内容が濃い」というのが率直な感想で、基本的に映像授業を視聴して問題を解く、という理解しやすい流れはかなり中学生におすすめです。
とにかく分野・単元の網羅性が高く、さらに教科書準拠のため学校と同じペースで自宅学習が可能。
また時期になると中間・期末テスト対策などが配信され、教科書準拠ということもあって内容はかなり一致性が高い。実際に体験してみると、この通信教育が中学生の自宅学習として人気になっている理由がよくわかります。
とくに神授業で有名な講師陣による映像授業が秀逸で、中学生の基礎学習はもちろん、さらなる応用学習としても効果が期待できる内容と解説。
映像授業とともに表示される受講テキストも理解へつなげやすい工夫で、映像授業と受講テキストだけで中学生へ必要十分な自宅学習ができる通信教育となっています。
さらに受講テキストには練習問題が複数掲載されており、このテキストをプリントアウトすれば問題集としても活用可能。受講テキストの問題数も決して少なくないので、毎日の自宅学習及び高校受験対策としてかなり有効な構成となっているのも特徴です。
シンプルイズベストという表現がぴったりで費用も安く、中学生の自宅学習におすすめの通信教育です。
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進研ゼミ(紙・デジタル教材)
中学生の自宅学習として、幅広い偏差値の高校受験対策におすすめの通信教育。
進研ゼミは「標準コース」「難関コース」から選べるため、やや偏差値が高めの高校受験(志望校)対策にも適した構成。中学生の自宅学習に必要なコンテンツもすべて揃っており、紙教材とデジタル教材いずれを選択できるため子供に合わせやすいといったメリットもある通信教育です。
とくに着目したいのが「ライブ授業」で、かなり理解しやすい授業配信となっているのが特徴。
一般的な通信教育ですでに用意された固定型の映像授業もかなり理解しやすいですが、進研ゼミのライブ授業では講師に質問できるコーナーもあるため、中学生の自宅学習における疑問解消にはかなり有意義な授業スタイルになります。
進研ゼミの標準コースで偏差値40あたり、難関コースで偏差値50あたりの志望校に
対応可能かと私は思います。
いずれのコースを選んでもコンテンツ形式は全く同じで、途中でコース変更もできるため、とくに初めはあまり難しく考えずコース選択するのもいいかなと私は思います。
また9教科を履修できる稀な通信教育としても、自宅学習にこの進研ゼミは選ぶ価値があるかと。
固定型の映像授業ではないので過去の復習についてはやや弱いところもありますが、学校とリンクしたリアルタイムなライブ授業で自宅学習させたいという中学生には最適な通信教育です。
さすがに人気の通信教育というだけあって、かなり中学生への学習効果も期待できる教材です。
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参考:進研ゼミ中学講座の口コミ・評判など総合的に徹底レビュー!
高校受験(難関私立校)を目指したい
最後にピックアップする通信教育は「最難関高校の受験をめざしたい」という場合に最適。
とくに、難関私立高校の受験を考えている中学生に適した通信教育です。
オンライン家庭教師 e-Live(オンライン指導)
中学生の自宅学習として、もっともハイレベル学習に適した通信教育がこのオンライン指導。
紙・デジタル教材などの通信教育は固定型コンテンツを使った履修方法になりますが、このオンライン指導は講師とのマンツーマンで受講できるため難関私立高校の受験などに最適な通信教育になります。
とくにオンライン指導のなかでも、中学生におすすめの通信教育がこのオンライン家庭教師e-Live。
最大のおすすめ理由は「紹介制による講師陣」という部分で、もともと教え子を講師として招いているのが特徴。一般的な募集方法と違って高学歴・高スキルの人材を集めやすく、おのずとハイレベルな講師陣となっているため中学生の自宅学習におすすめの通信教育になります。
毎日の家庭学習はもちろん、とくに難関私立などハイレベルな高校受験には
間違いなくベストといえる指導内容であるかと。
全国の高校データをもとに志望校対策・指導内容が決められ、合格へ向けてピンポイントで効率の良いマンツーマン指導を期待できるのが大きなメリットです。
2010年設立のまだ新しい会社なので、あまり多くの合格実績が紹介されていないのはやや残念なところ。実際には堅調に志望校への合格者を輩出しており、中学生の自宅学習として極めて効果的といえる通信教育になります。
講師陣の高学歴・高スキルをウェブサイトで確認すると驚きますが、誇大表現でも何でもなく実際に在籍している講師がただ紹介されているだけ。さらに中学生への指導力についてもしっかりと研修を受けているので、オンライン指導の講師として最高レベルの人材ばかりとなっています。
費用面においてもかなり良心的で、受講回数のみの受講料を支払えばOK。
受講回数は決まっておらず自由スタイルで、極端にいえば月1回だけの受講でも受け付けており、こちら側は1回分の受講料を支払えばいいという極めて健全な運営。
中学生の自宅学習で難関校対策を行いたいという場合は、まずもっておすすめの通信教育です。
✅ こちらから「無料体験授業」を受けられます。
参考:オンライン家庭教師「e-live(イーライブ)」口コミなどを徹底調査!
学研オンライン家庭教師(オンライン指導)
中学生の自宅学習として、かなり多くの家庭から難関校対策に用いられている通信教育。
さすがに学研が運営していることで安心感はかなり大きく、また長い運営歴から信頼性も極めて高いのが大きなメリット。さらに合格実績もとびぬけて豊富な、どう考えても優秀といえる通信教育になります。
講師陣についても高クオリティで、大学生とプロ講師の2本立て。中学生の難関校対策には大学生でも効果的な指導が期待でき、超難関校対策ではプロ講師の選択が自宅学習にかなり効果的です。
オンラインのマンツーマン指導品質は、もはや学研クオリティで文句なし。
過去の膨大な合格実績からも講師陣の品質については折り紙付きといえ、
全国展開している学研の高校データなどをもとに最適な指導内容・方向性が
決められオンライン指導が進められます。
したがって中学生の自宅学習として、難関校対策をしたいという場合には最適な通信教育で、さらに不登校生徒などにもしっかりと対応しているため悩んでいる家庭にはおすすめ。
講師陣の指導クオリティが高いというだけではなく指導力も備えていることで、ただ難しいマンツーマン指導を行うだけではない楽しさを交えた勉強を進めやすい指導スタイルも人気となっている理由です。
しっかりと根拠に基づいた学習計画が立てられ、ハイクオリティな講師陣により確実性の高い自宅学習が可能。もし中学生の難関校対策を自宅学習でと考えていれば、必見の通信教育になります。
✅ こちらから「体験指導」が受けられます。
参考:学研の家庭教師「料金・評判・受験対策」などを徹底調査!
中学生の自宅学習に最適な通信教育7選まとめ一覧
ここまでに紹介した通信教育を、比較一覧表としてまとめます。
各サービス名を選択すると、先ほど解説した各サービス項目へ戻ります。
サービス名 | スタイル | 対応難易度 | おすすめ状況 |
ポピー | 紙 | 勉強グセをつけさせたい、基礎学習をしっかり学ばせたい場合に最適。 | |
デキタス | デジタル | ||
すらら | デジタル | 基礎を中心に応用も広く学ばせたい場合に最適。高校受験(標準校)対策に適する。 | |
スタディサプリ | デジタル | ||
進研ゼミ | 紙・デジタル | ||
オンライン家庭教師e-Live | オンライン指導 | フリースタイルで疑問解消させたい場合に最適。高校受験(難関校)対策に適する。 | |
学研オンライン家庭教師 | オンライン指導 |
中学生の自宅学習に通信教育を選ぶときのポイント
私の経験からすると、次のポイントがとくに重要であると思います。
- 通信教育スタイルと目的を一致させる
- 最終理解へつながる高品質な解説がある
- 分野・単元の網羅性が高い
- 運営歴が長く安心・信頼できる会社を選ぶ
これらポイントについて、さらに詳しく解説します。
通信教育スタイルと目的を一致させる
中学生の自宅学習として通信教育を導入するとき、まず重要となるのが「スタイル選び」です。
大きく分けて通信教育には3つのスタイルがあり、子供の目的とこの通信教育スタイルを一致させることが選び方の大きなポイントになります。
- 紙形式の通信教育
中学生の教科書範囲を学べる。したがって教科書範囲から出題される公立高校受験や、現在の学力(成績)アップにむけた自宅学習におすすめ。 - デジタル形式の通信教育
中学生の教科書範囲を学べる。紙形式と同じように公立高校受験や成績アップにおすすめで、映像授業など付加価値の高いコンテンツ、インターネット特性を活かし可能となる他学年学習により、効率的な自宅学習が期待できる。 - オンライン指導形式の通信教育
中学生の教科書範囲外も学べる。したがって教科書範囲外からも出題される難関私立高校受験の対策におすすめで、さらに講師とのマンツーマン指導によって高い疑問解消能力が備わる。
たとえば紙形式の通信教育を選んでも、難関私立高校の受験へむけた対応は難しいと。
また逆のパターンとして、オンライン指導形式の通信教育を選んで基礎学習だけに
取り組むのは、せっかくハイレベル学習ができるスタイルなのにコスパが悪い選択
になるといえます。
したがって中学生の自宅学習とマッチングさせるには、利用目的をまず明確にして、そのうえで最適な通信教育スタイルを選ぶことが重要。この目的と通信教育スタイルがマッチングしないと、本来の効果を得られないだけではなく、目的達成につながらない可能性も考えられます。
また中学生の自宅学習として、学習塾との併用に通信教育を選びたい場合。
この状況における通信教育選びは「疑問解消につながる」「さらに多くの演習問題をさせる」という部分が重要となるため、通信教育スタイルのなかでもデジタル教材などが最適なマッチングになるかと。
中学生の自宅学習に通信教育を導入する場合、この目的とスタイルのマッチングがまずは肝です。
最終理解へつながる高品質な解説がある
中学生の自宅学習に通信教育を考えるとき、コンテンツ機能のなかで重要となるのが「解説」です。
よく通信教育は理解できないといった声を耳にしますが、この原因は高品質でわかりやすい解説が欠けている場合が多いかと。しっかりと理解できる解説があり、さらに中途半端ではなく「最終的な着地点」まで理解できる良質な解説であることが通信教育選びの重要なポイントになります。
この中学生にとって高クオリティの解説というのは、いずれの通信教育スタイルにも共通するポイント。
できれば通信教育を契約する前に無料体験などを通じて解説内容をチェックし、
中学生が自宅学習でしっかりと理解できてしかも着地点まで到達できることを
確認しておくことが重要です。
とくに通信教育スタイルのなかでもオンライン指導の場合は、講師とのマンツーマン指導で進めるタイプ。したがって高学歴でプロ講師が優れているのは当然ですが、しっかりと最終理解まで到達できる、わかりやすく理解しやすい解説である、という部分はまた別のもの。
もしかすると大学生講師のほうが現役に近いため解説が分かりやすかったり、中学生に高校受験のコツなどを交えた解説をしてくれるなど、メリットが多い自宅学習になるという場合も十分に考えられます。
中学生の自宅学習は「しっかり理解できること」が重要なポイントになるので、いずれの通信教育スタイルを選ぶ場合でも解説内容について着目しておくことをおすすめします。
分野・単元の網羅性が高い
通信教育はどれも同じように見えますが、じつは扱う中身については結構違うもの。
いくら「中学生に効果的な自宅勉強ができる!」と謳っていても分野・単元の網羅性が低ければ学習効果も劣るのは間違いなく、より高い網羅性の通信教育であるほど得られる知識も多くなるのは当然です。
この分野・単元の網羅性というのは、どこまで「細かな部分」まで履修できるかがポイント。
基本的にどの通信教育を選んでも一通りの分野・単元は履修できますが、
より網羅性の高い通信教育の場合は1つの単元をより掘り下げて細分化・解説
しているものです。
たとえば中学生の2次方程式を履修するとき、全体像をザックリと把握できる通信教育よりも、2次方程式をさらに細分化して詳しく解説している通信教育のほうが優秀。その結果として自宅学習の理解へつなげやすくなり、より2次方程式を詳しく把握できるといったメリットがあります。
いわゆる「講座数の違い」という部分をチェックすることで、私たちはこのポイントを把握しやすいかと。
1つの単元がより多くの講座から構成されている通信教育ほど、中学生の自宅学習にふさわしい通信教育であると理解することができます。
このポイントをより詳しく探るには通信教育をより多く比較して、搭載されている講座数について確認してみることがおすすめ。中学生の自宅学習に通信教育を選ぶときの重要なポイントになります。
運営歴が長く安心・信頼できる会社を選ぶ
中学生むき通信教育というのは「遠隔学習」ともいえるスタイルのため、自宅学習においてこの安心感・信頼性はかなり重要なポイント。学習塾へ通うように運営側との直接的な接点がなく、本当に選んで大丈夫な通信教育なのかと迷ってしまう場面も多いかと思います。
そこでチェックポイントになるのが「運営歴」という部分で、できれば長く運営されているほうが安心。
なぜなら運営歴が長いということはそれだけ需要が継続してきた証でもあり、同時に通信教育のクオリティについても一定以上に担保されていると考えることができるため。
したがって中学生の自宅学習に選ぶ通信教育は、できるだけ長く運営されている
ことがポイント。実際に不誠実だったり内容が伴っていない通信教育は運営歴が短く、早い時期に淘汰されていくものです。
この通信教育における運営歴を具体的にいえば、運営スタートから10年というのが一つの目途。最低でも10年以上運営されている通信教育を選ぶことで内容が保証されているともいえ、安心・信頼だけではなく中学生にとって良質なコンテンツであることが想像できます。
中学生の自宅学習に通信教育を選ぶ場合、この「運営歴の長さ」についても着目してみてください。
✅ もういちどチェックしませんか?
まとめ
今回は「中学生の自宅学習に通信教育を使う長所短所が知りたい」という疑問に対して、私が感じる10のメリット・デメリットという形で答えてきました。
中学生の自宅学習に通信教育を用いる場合は、まず目的とスタイルを一致させることが大前提。
ここがズレてしまうと目的達成が期待できないばかりか、通信教育本来の性能を十分に発揮できず、メリットがデメリットになってしまう恐れも考えられます。
また中学生の自宅学習で重要となる点が、しっかり理解できて結果へつながること。
通信教育に備わるメリット・デメリットを把握したうえで、自宅学習に利用する目的達成できるよう、良質なコンテンツの通信教育を選ぶことが大事なポイントになります。
中学生の自宅学習へ通信教育導入を考えていれば、今回の内容をぜひお役立てください。